Vol.49 リハビリテーション分野における血液データの診かた

 

リハビリ 血液データ 見方 基礎

リハビリのやる気に関連する血液検査

Hb(ヘモグロビン)

基準値 12~16    8 (7以下輸血必要)

TP(総蛋白)

基準値 6.5~8.5    6(栄養の指標)

ALB(アルブミン)

基準値 4.1~5.3    3 (2.5以下浮腫出現)

最低限この3つは覚えておくと便利です。

8・6・3と覚えましょう

 

血液データ リハビリ

この数字を下回ると、基本的にモチベーション低くなります。
モチベーション低い患者様がいたら、是非確認してみて下さい。

なかなかリハビリの治療成績のあがらない患者は、上記のような理由がよくあります。

腎機能を調べる血液検査

BUN(尿素窒素)

BUN(尿素窒素) 基準値 9~22 *脱水の指標にも
高値:腎不全、閉塞性尿路疾患
低値:肝不全

UA(尿酸)

UA(尿酸) 7.1mg/dl 以上で「高尿酸血症」と診断。
高値:痛風、腎不全、白血病 など
低値:重度の肝障害

CER(クレチアニン)

CER(クレアチニン)  基準値 0.6~1.2mg/dl
高値:腎不全、尿路閉塞疾患、心不全 など
低値:尿崩症、筋ジストロフィー

その他、覚えておきたい血液検査

CRP 0.6以下正常 (炎症反応)
HbA1c 6.5%以上(国際標準に伴いH24.04以降) (糖尿病の指標)
D-dimer(D-ダイマー) 基準値 1.0 μg/ ml以下
亢進:深部静脈血栓症、重度感染症、心筋梗塞,脳梗塞、肺塞栓 など

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訪問リハビリテーションに従事する療法士向けの記事

さあ下の写真をご覧下さい。

血液データ 見方

あなたは少女
それとも老婆

どちらに見えましたか?

一つの見え方だけでなく、ほかの見え方もあるときに、最初の見え方を抑制してほかの見え方を発見する努力が必要です。
無意識の見え方にとらわれきってしまって、ほかの見え方が出来なくなってしまうという硬直性から意識的に脱却したいものです。

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