親類の小学生に将来、何になりたいかと聞いたら,「正社員」と答えた。
これは、去年1月に読売新聞に掲載された読者投稿記事である。
実際、2010年の大学・大学院新卒者の就職内定率は約68%と非常に低い水準まで落ち込んでいる。
「正社員」の希望すら叶わない学生が現実に多数いることになる。
将来は,「正社員」という小学生の気持ちも分からなくはない。
そんな中、"「ゆとり教育」"が学力低下の主因と言われることが多いが、ほんとうにそうだろうか?
現在、僕が勤務する病院にも毎年,実習生が多くくるが、「ゆとり教育」によって学力が低下していると感じることは少ない。
「ゆとり教育による学力低下は錯覚である」と下記の本書のなかでも言われている。
学力低下は錯覚である/神永 正博
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全国の大学定員が不変であるとき、受験生全体の学力分布は不変であっても、受験者数が減少すれば、合格者のレベルが下がるこということである。
「ゆとり教育」ではなく「少子化」が主因である可能性が高い。
「少子化」を改善する方法は何だろうか?
"安心感"が"不安感"を負かす制度に期待したい。
ここの研究室おもしろい。
http://rehalab.jpn.org/index.html リハビリ病棟下の仮想研究室
27-29日は宮崎県で学会がある。
後輩が発表で同行するが、座長が吉尾先生なので気合いをいれていかなければならぬ。
時間がある人は、質問してあげて下さい。
宮崎県の情報求む。