明日は患者様の"靴底"を確認してみよう。
"靴底をみれば歩容が分かる。"
下記、写真のように"靴底"がすり減っているかもしれませんね。
文献では、
O脚により靴の摩耗は変化するのか?
http://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2009/0/H4P1226/_pdf/-char/ja/
靴底の摩耗パターンと踵部に加わる力との関係性
http://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2009/0/H4P2362/_pdf/-char/ja/
若年者と高齢者における靴の使用と靴底の摩耗特性に関する実態調査
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jergo/42spl/0/448/_pdf/-char/ja/
特に、"膝OA"の患者様の靴は見てみると面白い。
アプローチとしての "足底板" の活用。
"距骨下関節の可動性"、"Q-アングル"、"内側縦アーチの有無"(舟状骨底の高さ)など考えることは多い。
そして、当院回復期では"DSISパッド"はあるが、実際に処方するケースは少ないのが現状。(治療用にとどまる。)
やはり、屋内で靴を履く、またはアンクルにサポーターを巻かなければならないという不便から処方まで至らないケースが多い。
処方された方がいたら意見お願いします。(成功例,失敗例など)
私的に膝OA患者に対する足底板療法で一番分かりやすかった "文献"。
変形性膝関節症内側型の扁平足タイプにおける足底挿版療法の検討 -足部評価によるタイプ分類法-
http://ci.nii.ac.jp/naid/10024808885
人間の足は、進化の中で、 "細く" 、そして "長く" なってきた。
今後どうなっていくのかな。
もっとヒトは歩かなくなるからねー。
最近は、 "扁平足" の子供もかなり多いみたいだし、"内側縦アーチ"はなくなっていきそうですね。
そうなると足趾の機能にも影響を与えそうだ。
"5本趾→4本趾" とか?もありそうだね。
"本" の紹介。
昔の本だけど、オススメです。
人間の足の進化について書かれています。もうamazonでは中古もないかも。
ヒトの足―この謎にみちたもの/水野 祥太郎
¥3,262
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裸足の魅力に引かれる本。
図、表が多くて見やすいし、読みやすい。
足の裏からみた体 (ブルーバックス)/野田 雄二
¥840
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新潮新書らしい構成。
足の裏からみた体よりは読みにくいが、少し詳細に書かれている印象。
足元の革命 (新潮新書)/前田 和男
¥714
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