Vol.85 嗅覚の記憶

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動物が水から陸に上がるときに、呼吸器と嗅覚器は一つになり”鼻”となった。

“ヒトの嗅覚” が一番優れているような気がしてたけど、進化の中で、ヒトの場合 “退化” してるんですね。

“ネコ” の嗅ぎ分けられる匂いの分子は40万種類。
“ヒト” は3000~10000種類。

長く残る嗅覚の記憶

短時間の記憶

“視覚”優位>嗅覚

長期間の記憶

“嗅覚”優位>視覚

ここで“プルースト効果”を紹介。

“匂いの記憶” は、過去にそれを嗅いだときの状況や雰囲気をまざまざと思い出させる効果がある。

これを臨床に応用できないか探してみると

文献ありました。

“高齢者とにおい”  高 野 喜久雄,他
AROMA RESEARCH No.25(Vol.7/No.1 2006)

“回想療法” などで五感を刺激し、記憶をよみがえらせる手がかりを与えてあげる。

“思い出の匂い”ってみんなありますよね。

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“好みの匂いの傾向”
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最近、“認知症患者様への対応” についての本を読んだり、K教授から話しを聴かせてもらっているが、共通しているのは

“その患者さんが一番輝いていた部分を言ってあげると良い” 

こんなケースはないだろうか?

今まで、拒否があり、なかなか訓練がすすまない認知症の患者さんに

“戦争の話” をしたところ、突然ころっと信頼関係が築け、訓練がスムーズにいく。

認知症でも“自尊心”や”羞恥心”は残るため、プライドを傷つけないように注意し、一番、その人らしさのでる話をすると、うまくいく。

その話と匂いをマッチさせることができたらなー。

図解・感覚器の進化 (ブルーバックス)/岩堀 修明

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本にこんなことが書いてあった。
魚の“サケ”は、川の匂いを記憶して生まれ育った川に戻ってくるそうだ。
http://zatugaku.pawhon.com/2006/08/post_49.html

“嗅覚” 恐るべし。