Vol.119 リバウンド

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バウンド

あまり良いことで使われることは少ない

リハビリで考えてみると、補高、装具(膝装具、足底板含む)など、その時は一時的にアライメント、歩容が良くなっても、取り外すと元に戻ってしまうケースがあるのではないだろうか。

重訓練も同じで、

麻痺側の荷重訓練は、本当に効果があるのだろうか?

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よく言われるのが、

麻痺の荷重率があがれば、ADLは改善する。

全体のデータでみると、そうなるかもしれないけど、実際のところ・・・

無意識下で麻痺側の荷重量が増やすためには、患者さんがしっかりと荷重の感覚を意識しないといけないと思う。

だが、限界がある。

荷重量はそもそも10%程度しか変わらない。

つまり、90対10の患者が50対50になることはなかなか困難である。

一時的に荷重できても、在宅での生活の中では、結局戻ってしまう症例を経験した。

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僕らが通所リハの患者さんで行った調査だと

下肢stage Ⅲ 70対30
下肢stage Ⅳ 60対40
下肢stage Ⅴ 50対50

ある程度の基準値としては使えるかも。
ただし、急性期、回復期でそのまま当てはめには注意が必要。

Shumway-Cookらは

"患者自身が感じている安定性限界"と"実際の安定性限界の違い"が転倒などを引き起こすとしている。

マッチングするようにするのが理想。

しかし麻痺側ばかりに目を向けてはいけない。

患側も大事だが、
健側下肢の使い方が下手な患者さんは結構多い

プレーシングで健側に異常な力が入ってしまったり。

僕らは異常に目が向きやすい生き物のようだ。
しかし健側にも、もっと着目すべきかなと思う。

健側荷重、麻痺側荷重に関しては意見が分かれ、私もケースバイケースであるが、基本的には、健側荷重優位の立場である。

動作を獲得した後に、麻痺側にシフトしていったほうが、良いのではないかとここ最近考える。

文献から

長谷は,支持性の低下に伴う荷重の非対称性は,運動機能や日常生活活動の自立度と負の相関を示すが,一方で,支持性が保たれている下肢を中心とした立位制御は,学習と適応に基づいて効率的な姿勢を構築した結果としてとらえることができると報告している.

長谷公隆:立位姿勢の制御.リハビリテーション医学43:542-553,2006.

Latashらは片麻痺者の特異的な姿勢制御は,決して異常な行動ではなく,中枢神経系が姿勢保持を最適に行うために適応した結果である報告している.

Latash ML,Nicholas JJ:Motor control research in rehabilitation medicine.Disabil Rehabil 18(6):293-299,1996

剣岳(映画)
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来年のリハーサルのつもりで鑑賞。
やっぱり宮崎あおいは可愛いね。


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この本読むと、日本政府の原発後における対応の悪さが分かる。
東海大地震きたらまじでやばいな。

本書の中のグラフだが、これをみる限り、原発いらないじゃん。
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斉藤和義のライブが三重県で1月21日にある。
誰か行こーぜ。

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