外界情報の80%は視覚から得る。音声の聞き取りは耳だけ働かしていると思いがちだが、ある音韻の発話の映像と別の音韻の音声を組み合わせて視聴すると、第三の音韻が知覚される。(マガーク効果)たとえば、「ガ(ga)」と言っている映像に、「バ(ba)」と言っている音声を組み合わせて視聴すると、「ガ」でも「バ」でもなく、「ダ(da)」と聞こえる。この現象は、音韻知覚が音声の聴覚情報だけで決まるのではなく、話者の口元の映像のような視覚情報など、他の感覚モダリティの情報にも影響を受けることを示しており、視聴覚情報統合の代表例となっている。"百聞は一見にしかず"も少し大げさだが理解できる。
リハビリ場面でも姿勢制御は視覚情報が80%まではいかないにしろ、若年者の体性感覚優位の姿勢制御と比べ高齢者は視覚優位での姿勢制御となっていると言われている。
私達は姿勢制御の内、
視覚、体性感覚、前庭機能の内、どの部分の重みが大きいかのかを評価しなくてはならない。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16926210?dopt=Citation
特に定位を視覚に頼っている高齢者には、閉眼させ視覚の感受性を低下させ、体性感覚入力への依存度を高める訓練もありだと思われる。
どれほどの訓練介入があるかは未知だけど・・・
前回のSIGNAL勉強会で同期の筧さんと"全盲の人ってあんまり転ばないよねー"って話していて、視覚が遮断されると、体性感覚の重みが強くなったりするのか という話し合いをした。
以下論文みる限り、そんなこともなさそう。
健常者があえて目をつぶってバランス課題を行う場合と全盲の方がバランス課題を行う場合、もし可塑的な変化があり、体性感覚がより優位に働いているなら、全盲の方のほうが動揺は少なそうですが、実際のところは変わらなかったという内容。つまり全盲の方は重心動揺が大きいと結論づけています。
ただ、先天性に関しては、可塑的な変化があり他の感覚で補っている気がする。以前、全盲の方の講演を聞いたとき、匂いなどで場所を感じとったりするって話しをしていたのを思い出す。
昨日、近藤D.rとのMeetingの中で、健常者でアイマスクをして重心動揺計上で静止立位、Cross Testを測定してから、その後30分くらいアイマスクを外さずに、歩いてもらい、その後もう一度、測定したら動揺はどうなるんだろうね?って話しをした。
面白そうだから健常者でやってみようと思う。
女の子で好きな人が多い映画。こんな女性憧れる。
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