Vol.148 リハビリテーション分野における1単位の価値

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汗水たらしながら一生懸命に1日働いた10000円とデイトレーダーが1秒で手に入れる一万円。同じ“いちまんえん”。リハビリでも1単位(20分)の間、汗水たらしながら患者さんと向き合う冨田先生と屋外歩行で”今日は天気が良いですね”と鼻歌を唄いながら本日の晩ご飯、何食べようか考えて20分歩く先生。同じ“いちたんい”。お金の価値からみれば「等価」のはず。「結果」ではなく「プロセス」に意味を見出していきたい。

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先週ですが母校の冨田昌夫先生の退任記念最終講義を聴きにいってから腹臥位での治療介入を増やしているのだが、かなり効果がある。”腰がしっかりする” など患者さんも驚くほど。

しかしなぜ良くなったのかの考察が自分の中で非常に曖昧だ。
考えれば考えるほど深みにはまる。
“効果”は確実にありそうだ。
患者さんの主観は変わる。

臥位臥位の違いについて再度調べてみて自分で体感してみました。

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背臥位

視覚
眼と手の協調を中心とした空間的な定位の世界
筋緊張
胸郭と骨盤を筋で結合し釣り合いの錘りを提供する必要がある。(テンタクル活動)
背部の伸筋優位のブリッジ活動となり、胸郭が引きあがり頚部肩甲帯の筋緊張が亢進し呼気が不十分となる。さらに表在筋の活動が亢進し深層筋は機能しなくなる。(下図)

呼吸
胸郭の可動性の低下→拘束性の換気障害→横隔膜の機能低下


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腹臥位

視覚
床との距離が近いため、視覚と体性感覚の協調を行いやすい。(パピー肢位など上肢の支持機構との関わりなど。)
筋緊張
伸筋優位からの解放。腹部の安定筋を抗重力位で積極的に使用できる。
呼吸
換気が改善することが多い。(鼻が下になるため窒息注意)

まとめ

腹臥位をとり、以下のことをやってみましょう。

・腹臥位での腹式呼吸
・腹臥位での筋トレ
・背臥位での体幹内部の能動運動

下記、無料で検索できましたので載せておきます。

http://www.jscf.org/jscf/SIRYOU/healthcare/Q&A/tokuron-2-3.pdf  行為の遂行

http://www.normanet.ne.jp/~lets/2007/2007-undo.pdf   講習会の資料? 

http://web.mac.com/haneisyoutengai/iWeb/Site/Blog/624D006B-55DF-4835-A506-2E9A5696AE73.html  背臥位の説明が分かりやすいBlog

冨田先生が授業で紹介してくれた本を含め、関連する本を読んだ感想。

動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)/春木 豊

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ベルンシュタインの動作構築レベルも書かれています。読みやすいし面白い。

究極の身体 (講談社プラスアルファ文庫)/高岡 英夫

¥880
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読みやすい。身体意識やセンター軸については嘘くさいが考え方として参考にしたい。

エコロジカル・マインド―知性と環境をつなぐ心理学 (NHKブックス)/三嶋 博之

¥966
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2回読んだが、まだ理解できないところがある。

「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)/山鳥 重

¥798
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読みやすい。
運動学習を考える上でも重要。

意識とはなにか―「私」を生成する脳 (ちくま新書)/茂木 健一郎

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読みにくかった。

「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤 (講談社現代新書)/下條 信輔

¥777
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こっちのほうが読みやすい。

運動の生物学 改訂第2版 臨床家のための脳科学/塚本 芳久

¥3,675
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良書であるのは間違いないが難しく、後3回は読まなければならないでしょう。

マインド・タイム 脳と意識の時間/ベンジャミン・リベット

¥2,835
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コレは下條先生の本でも読みにくい。

身体感覚を取り戻す―腰・ハラ文化の再生 (NHKブックス)/斎藤 孝

¥1,019
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歴史とともに学習でき、読みやすい。

教育
学生、後輩指導の参考に非常になる。

Bridge管理人さんのブログより一部抜粋。
http://bridgetherapist.blog81.fc2.com/blog-entry-310.html

知識は重要だ。

でもそれを言葉で押し付けるより、
自らが実践し、目の前の患者さんが変化し、
喜ぶ姿を見せてあげる方がよほど、
知識の重要性を痛感してもらえるのではないか。

先輩や指導者は口でダメ出しするくらいなら、
目の前で後輩が出せない変化を出していくべきだろう。