Vol.159 量と質

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祖母が入院しお見舞いに行って思ったことが、リハビリが必要な人に本当に必要な量のリハビリが行えているかである。第47回日本理学療法学術大会でも理学療法士教育のあるべき未来像のシンポジウムのなかで"今後予想される理学療法士23万人は果たして多いか少ないか?"という質問があり聴衆の6割以上多いと答えていた。"いや、まてまて、少ないはずだ"。ただ制度上、縛りがあるだけでリハビリが必要なのに行えていない人は大勢存在する。例えばアメリカの急性期ではリハビリが1日3時間行えたり、セラピストの人数が増えたら増えたで制度がきっと変わってくるはず。ただ質の問題はおそらくこのままでは解決されない。

ここ数年、職域の拡大という話を、よく耳にするが果たして本当に出来るのだろうか?

強会

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① 当院課長がPT学会の伝達講習会で "ヘルスプロフェッションとしての理学療法士の可能性" のシンポジウムを担当してくれた。

今、国民の全ライフステージで健康増進に寄与していく視点がPTの中でも求められているみたいだ。

医療法第42条施設
産業理学療法士
NPO法人
フィットネスクラブ

など活躍する場所は確かにありそうだ。
しかしエビデンスを出すのが難しいですよね。
でもやるしかない。のかな・・。

② 当院リハ科でアウェアネス介助論の勉強会。

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みんなに伝わってなければ意味はないけど、内容はまとまっていて分かりやすかった。どのように感じているのかまずは自分自身で感じることの重要性は伝わったはず。

③ 良県理学療法士会主催の第20回公開講座  にお邪魔してきました。

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①「壊れた脳 生存する知」の著者,山田 規畝子先生の講演会

壊れた脳 生存する知/講談社

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講演では、高次脳機能障害を抱える方から質問が次々にあり、在宅で暮らす高次脳機能障害の生の声が聞くことが出来ました。

"くなりたい" という気持ちが伝わってきました。

山田先生からのメッセージは

「ゆっくりではあるが高次脳機能障害は良くなる」
「障害があるからこそ会話する時間をいっそう意識すること」

回復期リハ病棟で思うことは高次脳機能障害をご家族様へ説明する際の難しさである。

時間をかけてもなかなか理解してもらえない。こともある。

奈良県は高次脳機能障害とは?というパンフレットを作成している。

作成も検討していきたい。ということでOTの後輩にお願いしました。

後、USNの方が感じることとして、突然、無視側から至近距離で人が横切るとビックリする!と話されていた。立ち位置などにも僕らは気をつけなくちゃいけませんね。

② 奈良県脳卒中者友の会による失語症合唱団コンサート

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失語症合唱団のコンサートは心が温かくなったのと同時に回復期入院中でも退院後の"参加"という視点の容量が自分はこれまで低かったと反省しました。

麻痺も重度で,車椅子の方も大勢いました。

もちろん介護保険サービス下での通所・訪問リハなどへの参加の促しも必要だと思いますが、例えば、太極拳、フラダンスなどへの参加を促していくことも良いことかもしれません。車椅子の方でも参加OKなところも多いみたい。

ーフィン
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今年は何回行けますかね。
眉間のシワが気になる季節がやってきました。
行きたい人いたら連絡して下さい。

人間力

親父がオーダーメイドの革靴を大学院の卒業祝いでプレゼントしてくれたー。

サンキュー親父。

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脳のなかの幽霊 (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

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1年ぶりくらいに読み返しました。上記の山田先生の本でも書かれていた脳内世界が患者さんの言葉で書かれているため参考になる。

今更ながらV・S・ラマチャンドランは十代の論文が「Nature」に掲載されたていることに驚嘆。

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