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本を読むことは成長薬を飲んでいるようなもんだ。僕は本を読むことは好きではなかった。むしろ嫌いであった。ところが臨床2年目くらいから僕は本を読むようになった。なぜか??僕の尊敬する先生がみんな読書家だったからだ。ただそれだけ。じゃあ俺も本、読んでやろう。って感じで、どうせ読むなら1年で100冊読んだろ。と思い読みだした。特にジャンルは決めず、表紙のデザインがお洒落な本、ふと目にはいった本、などかなり適当に読んでいた。今となれば、それが色々な知識がついた理由だと思っている。1冊1000円くらいの本に著者の人生が詰まっている。お買い得だ。
後輩が下記ブログをたちあげた。
http://mbookm.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
そこで僕も本の紹介をすることになった。
自己啓発本も読むが、医療人ですので、いのちの考え方やチームのまとめかたの本を中心に10冊を選ばさせてもらった。
①天国への手紙
祖母の死後に読みました。
「いのち」について真剣に考えさせられました。
医療人は読むべき本だと思います。
②がんばらない
がんばらないで、ありのまま生きていけばいい。
疲れたときに読むとよい。
③生きることは尊いこと:いのちをみつめた闘病と介護の日々
医学書院
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現代社会のキレやすい若年層が高齢層になれば介護殺人は増加傾向となるはずだ。
介護殺人にもつながりかねる在宅介護者の心理状況、また"生きること"についても考えさせられる。
④リハビリの結果と責任
三輪書店
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患者の立場になったら自分に担当してほしいですか?
その答えがこの本にあります。
この本を読んだとき、泪がでました。
⑤プロ弁護士の思考術
リハビリの世界は解釈学かもしれない。
仮説検証作業を繰り返す。
色々な視点から考えられるようになるための体操本。
⑥デフレの正体
角川書店(角川グループパブリッシング)
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経済を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり生産年齢人口=現役世代の増減だ。
これはリハビリ業界にも大きく影響する。
数字を読む力。
非常に勉強になる本。
⑦歴史はべき乗則で動く
早川書房
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世界は見た目より単純で細部は重要ではない。
複雑そうで単純なことはこの世界に多い。
答えはシンプルだ。
⑧インテル経験の秘密
早川書房
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組織で働く上で、上手なまとめかたが書かれている。
お世話になっている近藤先生から紹介していただいた。
One on One meetingについても書かれている。
⑨オーケストラ指揮法
総合法令出版
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指揮者って凄いんですよ。
大勢のプロをまとめるんですから。
チームをまとめるコツが書かれています。
⑩自分探しと楽しさについて
集英社 (2011-02-17)
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「答は簡単である。なにかを犠牲にしろ、ということだ」
僕も犠牲にしたものは多くあるが、決して今、選んだ道を後悔していない。
森博嗣さんは大好きである。