Vol.194 リハビリテーション分野における大腿骨頚部骨折患者のリハビリテーションの再考③

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腿骨頚部骨折の患者を担当していて、下記のような“疑問”をもったことはないだろうか?

① 人口骨頭置換術より、骨接合術の場合の方が痛みは残りやすいなー。

この疑問に関して整理していきたい。

まず、基本的には大腿骨頚部外側骨折(関節包内骨折)には人口骨頭置換術大腿骨頚部内側骨折(関節包外骨折)には骨接合術の選択がなされることが多い。

「痛み」「脳」で感じている。

つまり痛みを感知する受容器がなければそもそも痛みは感じないわけだ。

痛みを感知する受容器は「侵害受容器」であり、これは「自由神経終末」という形で存在する。

この「自由神経終末」が存在するのは“骨膜”、”関節包”、”腱”、”靭帯”、”筋” などである。
さらに「自由神経終末」が多く存在するのが「骨膜」である。

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「骨膜」は関節包内には存在しない。(写真a,b,c)
「骨膜」は関節包外に多く存在する。(写真d,e)

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の起始停止」を考えてみても、骨頭周囲には意外と筋は少ないことが分かる。

逆に“大転子”、”小転子”など(関節包外)に付着する筋は多い。

このことからも、内側骨折に比べて、外側骨折の方が痛みが強いことが予想される。

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痛みを感じるには脳であり、におい分子は脳に直接作用するため、この働きを応用して痛みを緩和したり、あるいは痛みによる精神的苦痛をやわらげる効果が期待できる。昨年アロマ学会に参加してみて、リハビリ分野では湿布程度の効果以上はなかなか難しいが、精神的苦痛をとるには使えそうだなーと感じた。認知症患者についても本書で述べており、認知症患者の多くは早期から嗅覚の衰えがある。パーキンソン病も嗅覚低下は重要なサインですね。

次回はpain-spasm-pain cycleをまとめます。