Vol.205 リハビリテーション分野におけるパーキンソン病の再考⑤

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
福岡 伸一
講談社
売り上げランキング: 1,257

 福岡伸一著の「生物と無生物のあいだ」にこんなことが書いてあった。人間の眼は見えるものにとらわれてしまい、その明るく透明な背景に想像力が届くことはない。リハビリの治療も同じで、筋力、可動域、姿勢など我々は目につきやすい”異常”にアプローチすることが多いのではないだろうか。しかし本当の問題点は目には見えないところにある場合がある。例えば”脳”だ。パーキンソン病の脳内の病理的進行の程度を6つのステージに段階付けたBraakによる病期分類があることを知っていただろうか。これを知ればリハビリの治療戦略を立案しやすくしてくれるはずだ。

Braakによる病期分類は覚えていたほうが良さそうだ。
トップエキスパート パーキンソン病を語る2  PD Today 編集委員会 編 4200円 から引用。
http://www.ar-pb.com/PDToday_compiled_2.htm 

$KENJIのブログ $KENJIのブログ

障害される部位

stage1では迷走神経背側核
stage2では青班核
stage3では黒質
stage4では中間皮質
stage5では高次感覚連合野
stage6では一次感覚連合野および一次領域

延髄下部に始まり、病期進行に従い上行して大脳皮質に至る。

延髄下部から障害されることを考えると、自立神経に関わることが分かる。

このことから便秘嗅覚障害(何の匂いか分からなくなる)などの症状も初期症状としてでてくることが予想できる。

嗅覚検査でパーキンソン病における認知症発症を予測可能と発表
http://www.med.tohoku.ac.jp/nsgcoe/ja/upload/Takeda_120302.pdf