Vol.212 第18回SIGNALリハビリ勉強会を終えて

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"患者は何も知らない"
これは決して患者を見下しているわけではないがセラピストはもう少し自分の言語に責任をもったほうがよいと強く感じた勉強会であった。私達が臨床で何気なくフィードバックしてしまう「上手ですねー」という褒め言葉も、セラピストと患者によって解離しているかもしれない。片麻痺患者の歩行訓練で考えてみると、患者は床の固さの情報を頼りに歩行しており、たまたまセラピストの目から見て理想の歩行が出来ていて「今の感じいいですよー。」とフィードバックすると、患者は「これくらいの床の固さのときに先生に褒められたからこの固さを頼りに歩けば上手くいくんだなー」と思ってしまうかもしれない。しかし、杖を外す、床面の固さを変える課題を行なうと見事なまでにバランスを崩す。みなさんも経験したことがあるのではないでしょうか?

第18回 SIGNALリハビリ勉強会 が開催されました。

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『科学から訓練...そして経験に!』
~高次脳機能障害のリハビリテーションの実際を通して~
講師:栗田 貴史 先生 (医療法人鉄友会宇野病院 リハビリテーション部)

http://www.ctejapan.com 認知神経リハビリテーション学会

学んだこと
動作に対する患者の内的側面に関心をむけ詳細に観察する姿勢

認知運動療法における治療の組織化

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認知問題は、"視覚情報の言語への変換や視覚情報と体性感覚情報の交互変換といった異種感覚情報の変換"を求めている。

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ヒトにおける異種感覚統合時の脳活動では、触覚と視覚による空間の識別において、使用する手の左右に関わらず、頭頂間溝領域(黄色)が共通して賦活する。(kitada.2006)

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運動の意図頭頂葉
運動=運動前野

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この階層は覚えておくと便利

「言語」は深すぎると改めて感じた。

明日の臨床から活かしていきたい。
栗田先生ありがとうございました。
また相談させていただきます。

次回の第19回SIGNALリハビリ勉強会の案内です。

http://signal2011.web.fc2.com/SIGNAL_rihabiri_mian_qiang_hui/zui_xin_qing_bao/entori/2012/12/4_2012.3.24_di19hui_mian_qiang_hui_yu_ding.html

<日 程> H25年3月24日(日) 10:00~16:00 (※9:30より受付開始)

AM:「仮:バイオメカニクス」
   講師:佐藤 歳一先生(西本病院)
PM: シンポジウム:「テーマ:上肢機能」
①「仮:上肢の機能解剖」  三田村先生(吉田整形外科病院)
②「仮:リーチ動作など」  太田先生(刈谷豊田総合病院)
③「仮:歩行における上肢の役割」筧先生(岡崎市民病院)

<参加費> 1000円 (当日徴収)
<場 所> 理学・作業名古屋専門学校 ※)詳細はhttp://g.co/maps/vdu7dをご参照下さい
<定 員> 40名(定員に達し次第受付終了)
<持ち物> 動きやすい服装、筆記用具
<問合せ> 氏名・ご用件を銘記の上、事務局担当福岡(t.fukuokapt@gmail.com)までご連絡下さい。

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