Vol.213 リハビリテーション分野における統計学①

妻を看取る日 国立がんセンター名誉総長の喪失と再生の記録
垣添 忠生
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排泄は人間の尊厳に深くかかわる」という。妻から信頼されている、頼られているという感覚は静かに私の心を満たしてくれた。と本書にある。排泄を一人で行なうことの意味、一方で介助する側の心の構え方の大切さ(誰も他者にお尻はみられたくない)を教えてもらった。心が暖まる夫婦愛です。

さて2月の発表にむけては統計学についてまとめていきます。

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その前に、「なぜ統計学がリハビリテーション分野で必要なのでしょうか?」

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私の中の基本軸に先人達がこれまでに多くの研究成果をあげたことにより今日のリハビリテーションがあるわけでから僕らも後世に何か残していかなければならないし、歴史としては非常に浅い分野であるから今後は僕らの頑張りにかかっているという想いがあります。

また僕らはリハビリの専門です。

専門家を辞書で引くと、

専門家
「ある特定の学問、事柄を専門に研究・担当して、それに精進している人。エキスパート」

研究
「物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や真理などを明らかにすること。」

やはり研究と臨床はセットです。
私の尊敬する臨床家は必ず年1回以上の研究報告を行なっています。

「時間も利益も研究機器もないから研究はやらない」というのはリハビリの専門家と考えた場合、少し間違っている気がします(実際、会員数の2%しか全国学会では発表していないことになる)。

研究って難しそうでよく分かんないっていう人が多いですが、臨床家にとっては臨床疑問=研究と考えると一番しっくりきます。

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これは実際に私が一年目に感じた疑問で6年目となる今でも完結していませんが、行なった手順として文献を検索する、なければ自分で調べる、調べた中で疑問が生まれる、また調べるの繰り返しです。

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脱線しましたが、統計学において、データ(標本)から母集団全体の様子を推定することになります。

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例えば、片麻痺患者の報告でも、世界中の全データを集めたわけではなく、ある病院に入院している片麻痺者25名で世界中の片麻痺者を推測するわけです。

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この本は統計を学ぶための入門書としては素晴らしい内容です。

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これ以上、簡単な本はないでしょう。

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上記2冊でも駄目なら、これしかないでしょう。
マンガを読みながら楽しめます。
しかも分かりやすい。