Vol.238 リハビリテーション分野における国際協力への第一歩
リハビリテーション国際協力入門
久野 研二 中西 由起子
三輪書店
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天声人語(6/13)の内容の一部を抜粋する。/その警察官はネット上で「DJポリス」と名付けられた。サッカーの日本代表がW杯一番乗りを決めた4日夜。東京の渋谷駅前交差点を埋めたファンを、指揮車の上から誘導し、喝采を浴びた▼「警備にあたっている怖い顔をしたお巡りさんも、皆さんと気持ちは同じです。皆さんのチームメートです。チームメートの言うことを聞いて下さい」「お互い気持ちよく、きょうという日をお祝いできるよう、ルールとマナーを守りましょう」▼DJは20代の機動隊員だ。警視庁によると、当日の言葉はすべて自分で考えた。「人の心に響く。琴線に触れる」を心がけ、現場の状況や人々の年齢に合わせて柔軟にアレンジしたという。力量のある前線が信頼されて働く姿は気持ちがいい▼劇的なPKを決めた本田圭佑(けいすけ)選手が5日の記者会見で言った。「どうやって自立した選手になって『個』を高められるか」。たぶんDJもそんな気概の持ち主だろう。若い人たちにいいものを見せてもらった。/

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「個」と「全体」の力。
「本田圭佑」と「サッカー日本代表」の力。
「各専門職」と「チーム医療」の力。

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「個」の力は根本であり、「全体」の力は基本となる。

他人任せではなく、自分の「個」はしっかり持ち続けたい。
ただ、「~してあげる」と自分が動くだけでは、それは与えているのではなく、彼らの尊厳を取りあげていることにもつながりかねるので、能動性と受動性のバランスをとりながら行動していきたい。

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「途上国の人々は技術と知と経験をもっている」

物であれば機能が、サービスであれば内容が、そこに暮らす人々のニーズを満たし、貧困層を含め多くの人が簡単に入手でき、現地の資源と技術を基とすることで修理や維持・管理が容易かつ持続可能であり、それを生かす制度やシステムを構築することで、初めて社会と文化に受けいれられるであろう。

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今月初めに、東京で3年間タイに派遣されていたSV隊員の大塚先生に会い、現地での話しを聞けた。その中で、アジアの多くの国において下肢装具は、手続きの複雑化、価格の問題などにより、普及していないことを聞いた。500~1000バーツ(約1500~3000円)程度で、現地にある材料で下肢装具が簡単に作製できたら、需要はあるとのこと(タイにいる義肢装具士は何をしているか調べなくてはいけない)。

靴を履かない人も多くいると思うので、下肢装具という受け入れてもらうには、相当な工夫が必要だ。

「これを使えば歩ける、仕事ができる、家に帰れる」と感じてもらえることが大事。

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さっそく、100円均一で、サンダル、金属支柱、レガース、ゴムを購入し、先週1号(後方平板支柱型オモチャ)が完成。

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翌日、何も言っていないのに、後輩が「先生、家で作って来ました」と2号の軸の部分が完成(ホームセンターで合計500円程度)。

別の後輩も「僕も作ってきます。」と言ってくれる。

改めて、「個」ではなく、「全体」の力を感じた。

まだ、耐久性は低いが、立脚期の過度の底屈は防げそう。どの途上国でも、誰でも安価で簡単に作製できる案を考えていきたい。ゴムや、弾性包帯を使えば、軽度の足部下垂、内反には対応できそうだ。

みんなの思いを必ず形にしたい。

感謝

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