Vol.246 理学療法士として青年海外協力隊に参加したい方へ  派遣前訓練

$KENJIのブログ

気なく見ていた通学途中の電車の中吊り広告。数年前まで、””青年海外協力隊“” と聞くと””井戸を掘りに行く“” そんなイメージしかなかった。むしろ理学療法士として青年海外協力隊に参加できることを知ったのも就職してからずいぶん経ってからだ。とにかく無知であった。色々調べていくなかで青年海外協力隊の理学療法士として必要スキルは何だろうか?と考える機会が増えてきた。まだ任国に赴いていない身であるので推察だが、大切なこととして臨床力だけでなく、研究・教育に関しても応募前に学んでおいた方が活動がより充実すると感じる。例に要請内容を以下に載せるが、技術指導のみでなく様々な能力が必要であることが分かる。特に文化の異なる人の意見をまとめていくリーダー力や主観的だけではなく数値などの客観的データを用いて効果を表す練習は普段の臨床の中で意識してみると効果は大きいと感じる。

伝えたいPOINT
① 説明会に参加してOBに直接話しを聞きに行く。
② 国際リハビリテーションに関わる本を読む。
③ JOCVリハビリテーションネットワークやOBブログを読む。
④ 臨床力だけでなく、教育・研究に関する知識を増やす。

療法士の派遣国・要請内容(H25年度春募集より引用)

派遣国数:14(理学療法士) 合格者:9/23 (合格者数/応募者)
派遣国数:22 (作業療法士) 合格者:4/9(合格者数/応募者)
派遣国数:2 (言語聴覚士) 合格者:0/2(合格者数/応募者)

まだまだ応募者数は少なく、OTとSTでは要請数に満たないのが状態である。

また、これまでの青年海外協力隊の派遣実績は2013年の6月30日付けで以下となる。

理学療法士:406
作業療法士:282人
言語聴覚士:34人

まだ、理学療法士は400人程度で日本の理学療法士のなかの0.4%程度。

青年海外協力隊の理学療法士の要請一覧(H25春)
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=List&bID=08&bID2=&jID=H114&jID2=&rID=&cID=&Keywords=&x=15&y=6

具体的にどんな要請かというと、以下のようなものがある。
見て分かるように要請内容も様々だ。

中国
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL03313A02

予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

① 治療法、治療手技や評価法の臨床指導(自ら治療を担当することもある)
② 勉強会(症例検討会)の開催

基本的には現在派遣中の隊員が行っている活動を引き続き行う。同僚治療師がその理解を深めるとともに、必要な評価法を選択、確実に実施、その結果を自分で解釈して適切な治療を行うことができるようになることが目標。加えて、カルテ記載の習慣化やカンファレンスの開催等、チーム医療を行っていくための基礎となるシステムの導入、定着も期待される。1人の治療師は1日あたり運動療法(1回40分)で3~5人、鍼およびマッサージ(1回30分)で4~5人を担当している。

エルサルバドル
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL22713A03

予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

①CBR推進対象地域において、健康推進員及び住民、各種関係者と連係しCBRに関する講習会を開くなど情報提供を行うとともにCBR活動が円滑に展開されるよう支援を行う。②CBR推進対象地域において、CBR活動が持続的に行われるよう支援する。
③CBR活動対象地域でCBR活動が定着された後、その成果が他地域で普及されるよう支援する。
④配属先の理学療法科において、同僚の理学療法士へ技術的な指導を行う。

ベトナム
http://jocv-info.jica.go.jp/jv/index.php?m=Info&yID=JL02713A16

予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

①0歳から5歳の運動障害を持つ障害児に対し、リハビリテーションを実施する。
②障害児の保護者に対し、リハビリテーションに関する教育、指導を実施する。
③同僚職員に対し、障害児リハビリテーションに関する知識や技術の普及を促進する。
④語学能力が向上した活動後半には、障害児を持つ親を対象とした小児リハビリテーションセミナーの実施も期待されている。

赴任当初は語学力の向上、同僚との良好な関係構築、現状把握に重点を置く。その後以下の活動を配属先の一員として同僚と共に可能なものから実施する。

非常に参考になったHP紹介

JOCVリハビリテーションネットワーク

http://ptotjocvhomepage.blogspot.jp

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青年海外協力隊に参加するにあたり読んだ本
http://ameblo.jp/nolook7/entry-11538770295.html

ベトナムでのリハビリの現状がよく分かる本。

CBR 地域に根ざしたリハビリテーション
マルコム ピート 田口 順子
明石書店
売り上げランキング: 703,446

CBRに関連する要請内容なら必ず必読本

青年海外協力隊とは?」という疑問に一番安く答えてくれるのが本書。
選抜試験から現地活動、帰国後の進路なども書かれている。
10人のOB,OGによる体験談も書かれていて現地での活動もイメージしやすい。
作業療法士の方が1名書いています。

$KENJIのブログ

グローバル人材が求められるなか、協力隊への参加はこれから先、非常に重要であるはずだ。最近の読売新聞にも上記の記事が掲載されていた。必ず+になると信じている。

またこれから先、理学療法士が溢れて日本での就職が困難となった際に、アジアへの進出は可能性として広がる。
実際に上記の動画にあるように徐々にタイで就職する人は増えてきているので、日本の理学療法士がアジア圏で働く可能性も十分にあると推察できる。

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