新潮社
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問題にぶつかったときに、私達はどのように解決しているだろうか。大体は自分の努力によって解決できる。それが出来ない時は誰かに助けを求めればたいていのことは解決する。私達は思い込みや常識など具体的な事柄に囚われいる。本当に大切なのは「抽象的思考」。つまりしっかりと見えているもの(ピントがあっているもの)を、わざと目を細めぼんやりみることなのかもしれない。任地で問題解決する際には、学校のテストのように覚えたことを思い出し習った法則に当てはめて適切なものを選択するような問題ではなく、柔軟性が求められる。具体的から抽象的への変換は重要かもしれない。
先日、派遣前訓練の講座のなかで、技術顧問の渡邊雅行先生にリハビリ分野での派遣実績や疾患、任務上での困難などの話しを聞く事ができた。その後、任地での1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の活動計画をリハ分野のみんなでグループワークを実施した。
伝えたいPOINT
①細く長くできる活動が大切
あれもやりたい、これもやりたいと思う気持ちを抑えながら、初めの半年間は、①タイの環境に慣れること(大きなことは口にしない)、②配属先の問題点の把握、③介入できそうな項目に優性順位をつける作業が大切になってくるはずだ。そのためには、職場のキーマンを見つけ信頼関係を構築したり、タイ人の時間の使い方を把握する必要がある。
以下のこともしっかりとおさえたい。
技術を伝えるためのチェックポイント
①現地の人が本当に必要としている技術なのか?
②現地の人にとって負担にならない技術なのか?
③技術を伝える相手と信頼関係ができているか?
三猿 "見ざる聞かざる言わざる"
中間テストも終わり1ヶ月ぶりの気分転換に宇都宮と日光に小旅行に行ってきました。日光東照宮の三猿の"見ざる聞かざる言わざる"には子供のころは悪い事を見たり、言ったり、聞いたりしないで、素直なままに育ちなさい。という教育論の意味が込められているそうです。これは任地でも最初の半年間は大事な考え方なのかもしれないないですね。
講座のなかで紹介されていた本
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