Vol.257 タイの高齢化対策 CTOP タイで働く理学療法士(青年海外協力隊)

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イの駅は、障害者に対して決して利用しやすいとは言いがたい。写真のように、障害者用エレベーターを使用する場合は、1人で利用することは原則できず、駅内のスタッフに声をかけなけれがならない。しかも丈夫な扉があり、車椅子に乗ったまま1人で開閉することは難しい。なぜだ?これにはタイの宗教的な問題があるのだろうか。日本の仏教と違い、僧侶だけが対象とされる上座部仏教。しかし、タイでは一般大衆にも救済の道が開かれており、その道が「タンブン(徳を積む)」。「弱者を救済したりといった徳を積むことで、天国へ行ける」と信じられている。タイにいる100万人もいるボランティアもこのような背景からなのか、とにかくタイ人は人を助けようとする印象が強い。逆に障害者は自分で絶対に「自立」しようという感覚は、日本より少ないのかもしれない。

今回は、CTOP(シートップ)と言われる「コミュニティにおける高齢者向け保健医療・福祉サービスの統合型モデル形成プロジェクト」を紹介します。

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CTOP

Project on the Development of a Community Based Integrated Health Care and Social Welfare Services Model for Thai Older Persons

これはJICAがタイ国保健省や社会開発・人間安全保障省などと協力のうえ、2007年から4年間行なってきたプロジェクトで実施背景には、以下の点が挙げられる。

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内容としては、

① タイの家族・地域ケアの基盤を活用しつつ、サービスモデルを開発。
② ニーズベースドアプローチにより、地域リハビリテーション、高血圧対策等を実施。
③ 地方自治行政、保健ボランティアや老人クラブ等の地域の資源を有効活用し地域のオーナーシップを高める
④ 全国展開のガイドライン作成

表彰

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http://www.jica.go.jp/project/thailand/002/news/20110310.html

2011年まで行なってきたこのプロジェクトはタイのジュリン保健大臣よりJICAの貢献に対して表彰されています。


次回は、2013年から行なわれている、新介護プロジェクトのLTOP要介護高齢者等のための介護サービス開発プロジェクト」についてまとめます。

国際ボランティア論―世界の人びとと出会い、学ぶ
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 外の国際協力現場で社会福祉やリハビリテーション分野での支援の需要が増加しているなか、国内のリハビリテーション専門家養成課程では、グローバルな活躍を視野に入れた人材育成が不十分であると明らかにしている(2007 中嶋)。協力隊員が途上国で経験したことを日本の同じ専門職社会に還元することは非常に意味のある活動である。私自身も養成校教育から学んでおきたかった分野であり、帰国後は高校生の100人に1人が療法士になる時代の中でグローバルに活躍できる療法士教育を提供したい。

フットサル

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同期隊員の先輩から紹介して頂いたチームの練習に参加させていただきました。全く動けませんでした。お恥ずかしい限りです。定期的に運動をしようと心に決めました。

タイ語

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11月4日からいよいよ障害者ホームでの活動が始まります。タイ語の医療用語も少しずつ覚えなくてはなりません。最近はタイ語と英語と日本が頭の中で喧嘩しています。

http://mickanagawa.web.fc2
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