Vol.300 エボラ出血熱から考える国際協力 タイで働く理学療法士

日、タイで活動するボランティアが集まる隊員総会が開催され、そのなかで所長の講話を拝聴し、国際協力とは何か?を改めて考えた。アフリカでエボラ出血熱という急性ウイルス感染症が流行している。そして日本ではデング熱の国内感染者がでて大騒ぎとなっている。このとき先進国の私達は、「エボラ出血熱は先進国の私達には関係のない病気だから」と済ませていいのだろうか?日本国憲法の前文には、「自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」と国際協力の軸が書かれている。そして私達が支払っている税金のうち年間1人あたり約8000円は途上国のために使用されている。途上国の問題は先進国の問題であることをしっかりと自覚しなければならない。実際に日本がこれらの治療薬の開発、検査法などにも取り組んでいることを知ることも大切である。国境を超えて人・モノの移動が行なわれている昨今、私達の日常生活の構成要素は途上国に依存している部分が大きい。リハビリテーションでも同じことがいえて途上国のリハビリテーションについてもっと知る必要があると感じる。

WCPTのエボラ出血熱の考え

http://www.wcpt.org/news/Ebola-advice

ボランティア総会

先日、タイで活動するボランティアがバンコクに集結する総会があった。そこで、もうすぐ帰国するボランティア隊員の活動報告を拝聴し、残り1年の自分の活動のイメージを再構築できた。そしてスムーズに右肩上がりで2年間を終えることが如何に難しいかと感じた。言葉や人間関係や食事や健康面でみんな同じような問題を抱えている。それを知れただけでも、心がスッキリした。

帰国隊員の送別会
(理学療法士の川副さんと愉快な仲間達でソーラン節)

寄稿

http://reharepo.com/860.html

コミュニケーションについて書きました。

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