Vol.316 2014年を振り返る タイで働く理学療法士

これまでの人生のなかで、初めて身体と心のバランスを崩し、健康が何より一番大切だと感じた一年だった。同時に、支えてくれた仲間の大切さを感じる毎日。

今年一年を一文字で表すなら派遣前に書いた通り、「耐(タイ)」となる。タイにいると、新年を迎える気配があまりしませんが、2014年の目標を振り返ってみたいと思います。

2014年大目標

1 アジア圏内のリハビリテーションについての知識を深めて情報発信:A
2「途上国にリハビリ道具を届けませんか?」のプロジェクト発展:B
3 語学力向上:C
4 体力向上
D

結果

1-1 途上国のリハビリテーション施設見学を5カ所以上実施(国内・国外)

評価:A  

施設見学

1:プラプラデーン障害者職業リハビリテーションセンター (バンコク郊外)
2:マヒドン大学サラヤキャンパス(バンコク郊外)
3:バムルンラード・インターナショナル病院
4:Selayang Hospital(マレーシア)
5:バンコク病院(バンコク)
6:APCD(アジア太平洋障害者センター)
7:タイのマヒドン大学医学部義肢装具学科(バンコク)
8:パトゥムタニー高齢者社会福祉開発センター(パトゥムタニー)
9:シリントン国立医療リハビリテーションセンター(ノンタブリー県)
10:株式会社リエイ(バンコク郊外)
11:スアン・ドーク病院(チェンマイ)
12:国立リハビリテーション病院 (ミャンマー) 続きは1月に掲載予定
13:ポタラム病院(ラーチャブリー)
14:チェンマイ大学理学療法学科、作業療法学科(チェンマイ)
15:チェンマイ義肢装具財団(チェンマイ)
16:アーク移動図書館(チェンマイ)
17:労災リハビリテーションセンター(パトゥンタニー) etc

学会参加
1:The 5th Congress Asia Physical Therapy Student Association (バンコク)
2:第一回日本ミャンマー国際医療連携コングレス (ミャンマー)

学会発表
1:WCPT2015 (シンガポール)予定
Key to the Independence of Patients with Severe Stroke-related Hemiplegia in Toileting - Focusing on lower body dressing -

約20のリハビリテーション関連施設を見学し、ブログで発信しました。思っていたより色々見学できたのも、見学先の隊員やお知り合いのおかげです。本当に感謝。

1-2 海外のリハビリ事情について調べてBlogと1~2本論文投稿

評価:A

A:PTジャーナル 「タイの理学療法の現状と今後」(2015年4月)
B:週刊医学界新聞 「タイに身を置いたことで感じる,理学療法の価値」(2015年3月)
C:日本理学療法士協会HP国際コラム
D:医療学生ネット
E:POST
F:開発途上国リハビリレポーター
G:ラジオ出演 J-Channel
H:リハビリナース 「トイレ動作 運動学で根拠がわかる 生活動作別の転倒・転落予防」(2015年4月)
I:PTジャーナル 読書の声 「私を変えたあの出来事」

若輩者の私に声をかけてくださった関係者の方々に感謝致します。

KENJIのブログ

活動先での内容など、目標通り50本の記事を書きました。
こちらからご覧ください。


2-1 タイの義肢装具士との連携を強化し現地でニーズのある安価装具の検討

評価:C
タイの日本人義肢装具士に話を聞いてもらうことはできたが、そこからの発展が難しかった。評価用下肢装具としては十分機能する印象であるが、日常的に用いるためには、サイズの問題など抱える問題は大きかった。コスタリカの隊員も現地で作製してくれたことは嬉しかった。


歩行動画、説明書はこちら

2-2 継続できる支援方法の確立

評価:B
カンボジアのKitahara Japan Clinicで理学療法士として勤務されている亀田さんと協力しあい、まずはタイとカンボジアで支援をスタートする方向となる。理学療法士を目指す情報サイト「POST」様にもご協力いただき、「開発途上国リハビリレポーター」と「途上国にリハビリ道具を届けませんか?」で装具の募集をおこなっている。

カンボジアの記事はこちら
タイの装具の現状はこちら


3-1 英会話レアジョブ月25回以上実施

評価:B
20日は超えたが、25日は達成ならず。今後は、隙間時間をいかに有効活用できるかが鍵となる。私の施設で英語を話せる職員は一人もいない。てか、タイ語はどうした。

3-2 TOEIC 750点以上獲得

評価:?
今月、タイでTOEICを受ける。試験結果はまだ手元にないが、おそらく難しいか、、、、


4-1 週3回以上の30分以上のランニング

評価:E
3月から耳の調子が悪くなり、運動するとさらに悪化したため、ほとんど途中から行えず。

4-2 週1回以上のフットサル

評価:E
上記同様、練習参加を控えている。生まれて初めて、身体と心のバランスを崩した。

PEAKS (ピークス) 2014年 12月号
エイ出版社 (2014-11-15)

内容は浅いけど、かなり広範囲の山を紹介してくれている。
今から帰国後の登山が楽しみです。
正月はゆっくり過ごしたいと思います。

来年もどうぞよろしくお願い致します。

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