Vol.321 タイ人の「心」 を知れる本 タイで働く理学療法士

間は1人で生きられない生き物だ。最近、強くそう思う。仕事にしても、相手がいるから成り立つ。そのなかで、相手の「心」を掴むことはとても大切である。特に母国以外で働く場合は、なおさら重要であることは言うまでもない。私は今でもタイ人が何を考えているかが分からないときがある。「なんで?」ってよく思う。しかし、郷に入れば郷に従えで、少しでもタイ人の「心」を知る努力をしなければならない。タイ語で心は「ใจ(ジャイ)」と言う。この本は、「ใจ(ジャイ)」を使用した感情に関わる1000近いフレーズを紹介してくれている奥深い本。昨今、人と人とのつながりが希薄化するなかでも意味の大きい1冊だ。

寄稿

第8回はタイの理学療法士教育について書きました。昔の日本も今のタイに近い状態だったと推察しています。現在、タイではASEAN(東南アジア諸国連合)統合にむけて国際教育に力を注いでいます。なかでも英語の単位数は日本の約5倍なんです。

http://www.japanpt.or.jp/members/international/column/column_thai_iwata/

最近の活動

買っていただいたラミネータが大活躍しています。1年を過ぎたあたりから、入所者への個別介入は減らしており、最近は事務作業をせっせと行っています。

パソコン教室もやっております。写真に写っている男性がチェンライ(タイの北部)から出稼ぎにきているリハビリテーション助手ですが、エクセルなどの操作はあまりできません。

仕事後に近くの公園で一緒にサッカーをします。色々話すのですが、彼は平日の施設の仕事以外に休日に別の仕事をしており、実質、休みはほとんどありません。さらに親への仕送りを当たり前のように毎月しています。こういう人のためにも自分もタイで頑張らなくてはと思います。

イスラム国の正体 (朝日新書)
国枝昌樹
朝日新聞出版 (2015-01-13)
売り上げランキング: 763

今回の事件があるまで、あんまりイスラム国について意識したことはなかったけど、知らないことを放っておけない性格だから読みました。イスラム教の歴史を辿る機会となりました。オウム真理教のときと一緒で、トップは高学歴ばかりだから領土までも支配しようと考えるんだろうな。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事