「私、水かけ祭りに行きたい」と先週、入所者のひとりが運動療法をしているときに私に笑顔で話しかけてきた。私の活動するプラプラデーンという郡は、東南アジアの先住民族であるモン族が多く住んでいたことで知られ、水かけ祭りの他に、伝統的な催しが行われることで有名である。施設内でも水かけ祭りは行ったが、なかなか施設の外に出ることができない入所者達ばかりなので、自ら行きたいと言う意志はできる限り尊重してあげたい。僕は不安よりもその意志が嬉しかった。「よし、行きましょう!!」
35℃を超す日差しのなか、帽子を持ってこなかったことを後悔したのは私だけ。最初は少し不安そうな顔をしていました。車椅子を押す介助をしてみて、改めて日本とタイの路面の違いを感じました。タイは遠くからみると分かりませんが、近くでみるとかなり凸凹しています。
若者達とハイチーズ
みんな未成年だと思うのですが、酒を飲んで踊り狂ってました。このころから、少しずつ笑顔が増えてきて会話も弾みます。この後も水かけ祭りを楽しみましたが、携帯が壊れるリスクが高すぎたため、写真撮影は断念しました。
施設に戻り最後に一枚
僕の心も浄化されました。ありがとうございました。
みんな酔いすぎて、言動が面白かったです。
パレード
モン族の伝統的な衣装を着た人たちによるパレードがプラプラデーンのソンクランの最大の魅力。この時間だけは、みなさん水かけは自粛します。
SABAという伝統的な遊びをも行われていました。足の上にスチールのような饅頭サイズの円形物をのせて、男性が指定した歩数だけ女性が前にすすみ、それを的に目掛けて足をふり、その的が倒れたら女性陣の勝ち、倒れなかったら男性陣が勝ちのようなゲームで、負けたほうは、相手チームの無茶な要求に答えていました。
そもそもなぜ水をかけるのか?
もともとは仏像や仏塔へ、また家族の年長者の手に水を掛けてお清めをするという伝統的な風習があるが、近年はそれが転じて街の往来で通行人同士が水を掛け合って楽しむ「水掛け祭り」として知られるようになったようだ。
私の活動先の障害者ホームでも施設内の年長者が並び、入所者と職員が手に水をかける。写真に写っている女性は、去年は全く歩けなかったが、毎日、歩行練習や筋力増強トレーニングを重ね、今年は杖をついて参加することができた。とても嬉しかったようで、泣いて喜んでいた。このような事例をもっと増やしていきたいなー。
この方の訓練動画はこちらから。
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朝日新聞出版 (2012-11-13)
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