Vol.335 タイの理学療法学術大会に参加して気づいたこと 日本との比較

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私はタイで理学療法士として活動している。しかし、私の活動先には理学療法士がいないため、タイの理学療法士の臨床・研究・教育の実際があまり分かっていなかった。そのため、見学させていただいたた大学・病院・施設などで話した療法士から、タイの理学療法士はこんな感じだろうと推し測っていた。そんな中、タイ人の友達から「ケンジ、学会くる?」と年に1回の学術大会のお誘いいただき、百聞は一見に如かずと思い、タイの理学療法学術大会に参加させてもらった。会場は活気に満ち溢れ、約600人が参加しており、発表のレベルも私の想像よりも高かった。そして驚いたことに、口述発表でのスライドは英語となっており、スピーカーはタイ語で話していた。島国日本の縮み志向もそろそろ拡大へと転換していかなければ、あっという間にアセアン経済共同体(AEC)によって英語教育に力を入れている途上国に学術面は追い抜かされてしまう可能性もあると感じた。

タイの理学療法学術大会のポイント

1:今回のテーマは高齢化
2:口述・ポスター発表は大学院生か教員がほとんど。

3:臨床家の報告は少ない。
4:良性発作性頭位めまい症(BPPV)、COPD、コアスタビリティトレーニング、部分免荷トレッドミルなどの発表があった。
5:スライドは英語、話し手はタイ語(基本的には、タイ人は日本人同様、英語は話せない)。

6:抄録集もタイ語と英語。

7:機器展示がある。

8:ランチョンセミナーのようなものがある。
9:5年毎の免許更新のためにポイントがもらえる。
10:4日間で約5000バーツ(約20000円)と参加費がタイの物価から考えると高い。

動画から分かるタイの理学療法

1分30秒くらいから理学療法士の脳血管障害に対する治療の一部が流れます。その他のタイの治療動画をみてもそうだが、患者の「曲げよう」、「伸ばそう」など、意図した動作はなく、治療者がなんとなく動かしているだけの映像が多い。これでは、いくら動かしても効果は少ない。患者自身も指示された運動を実現するように努力することが改善のカギとなるはずなので、このあたりはしっかり伝えていかなければならない。

ベトナムの微笑み (平凡社新書)
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9月にベトナムにいる青年海外協力隊の病院にお邪魔させていただきます。タイと比較して何が違うのか、日本人の性格に近いと言われているベトナムにリハビリテーションの現状を調査してきたいと思います。この本にも書かれていた、「フォー」を食べるのもとても楽しみです。

本を出版しました!!

「日本人」で生まれた時点で、おみくじなら、大吉を引いたようなものだ。一方で、「このまま日本にいて大丈夫なのか?」とも、タイの成長スピードを肌で感じて思った。この本を通じて、凡人の岩田ができるなら、自分にも何か出来るはずだ、やってみようと行動に結びついてくれたら大変嬉しい。 岩田でも出来たことは、皆さんなら、もっと出来る!!