Vol.337 タイにおける介護関連サービスに日系企業は進出できるのか?

元々、タイでは家族介護、さらにメイド文化があり、今でも、施設に親を預けることに抵抗感がある場合も多い。しかし高齢者の増加(特に独居)、家族介護力の低下などから、ナーシングホームなどの居住型サービスの需要は高まっている。

富裕層は、自宅での居住希望が強いため、今後は中間層(特にアッパーミドル層)が居住型サービスを利用する対象となる。タイに限らず高齢者マーケットとしてアジアは魅力的である。しかし、日本のサービスをそのまま輸出するのではなく、その国の文化や宗教への配慮はとても重要であり、英語だけではなく現地語を話す努力も必要だ。

先日、日本の医療法人が合弁予定である、バンコクのナーシングホームを見学させていただいた。タイらしく、とてもゆっくり時間が流れる雰囲気は、入所者にとって、とても住みやすい印象をうけた。ナーシングホーム内には、リハビリテーション室もあり、歩行練習や筋力増強運動をPTアシスタントが中心となり実施していた。タイにいる日本人は10万人近くいると言われている。大きな病気に罹った場合は、日本に帰って治療を受けるという考え方が一般的ではあるが、日本人がいるナーシングホームや医療施設があれば、少々値段は高くても安心なのかもしれない。まだタイでは、成功事例が少ないので、今後も目が離せない。

通路

運動療法室

activity室

2人部屋

2人部屋は1ヶ月100,000円、1人部屋では130,000円、大部屋は80,000円程度。タイの平均月収は60,000円程度である。

部屋のベッド

全て中国製のベッドだった。ベッドの高さが変えれないので、座位姿勢も足が床に届かない。トランスファーも車椅子からベッドは一苦労で、介助者は入所者の体を持ち上げないと難しい。「安い、悪かろう」だ。

タイ 医療現場視察ツアー 

Aプラン(3泊4日):2015年8月23日(日)~26日(水) 
Bプラン(6泊7日):2015年8月20日(木)~26日(水) 

残り5名です。年二回の開催を予定しております。

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第23回SIGNALリハビリ勉強会

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【テーマ】 アジアのリハビリテーション事情

【講 師】 岩田 研ニ  SIGNAL(タイ)
      小泉 裕一  開発途上国リハビリレポーター(モンゴル)
      吉田 太樹  開発途上国リハビリレポーター(中国)

【日 程】 H27.10.18(日)10:00~16:00 (※9:45~受付開始)
【会 場】 刈谷市産業振興センター 3階 306会議室
【定 員】 35名 (残り15名です。)
【会 費】 1000円
【申込み】 SIGNALのホームページ『参加申込みフォーム』より。


以下にあてはまる項目があれば参加をご検討ください。

①青年海外協力隊に興味がある。
②海外のリハビリテーション事情について知りたい。
③将来、海外で働いてみたい。
④療法士としての視野を広げたい

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又吉 直樹
文藝春秋
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芥川賞を受賞したニュースを見て、早速読んでみました。先日、お会いした方に、大人の勉強法とは、「人に会う」、「本を読む」、「旅にでる」ことだと、教えていただきました。とてもしっくりきました。実践していきたいと思います。

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