FRTはリーチ距離を見るだけでなく、
リーチするまでの動作戦略をみる
http://www.bitway.ne.jp/ejournal/club/1552102270.html
Functional Reach Test(以下,FRT)はDuncanらによって開発された立位バランス能力の評価指標である.脳卒中片麻痺者(以下,片麻痺者)においても,理学療法診療ガイドライン(2011)では,エビデンスレベルAと強く推奨されており,臨床場面で多用されている.その一方で,FRTは様々な動作戦略が存在し, リーチ距離に変化がなくても動作戦略に変化が生じる場合があることが報告されている. 当院で行っている研究抄禄の一部
① FRTってみなさんの病院・施設でどのように測定していますか?
かなりアバウトな評価法だと僕自身は思っているんですけど、いかがでしょう?
転倒の評価指標にもよく使用されていますが、どうなんでしょう。
僕が大事だと思っていることは、自分の思っている能力が実際の能力とマッチングしていること。
FRTが20㎝でも、""俺は30㎝ぐらいいけるでしょ"" みたいな誤差が転倒を発生させる。
逆に5㎝でも、しっかり自分の能力を把握しているのであれば、転倒は防げると感じる。
高齢者は股関節戦略優位となりやすい。
それでもFRTの測定の際に、足関節戦略優位で行おうとしてバランスを崩しそうになる患者もいる。
その人の能力に合った動作戦略を指導できているのか。
僕自身も疑問だ。
今後はリーチ距離だけでなく、リーチするときに、先に動くのは股関節か、それとも足関節か、屈曲方向か伸展方向かなど、リーチ距離が変化していなくても、戦略の方法が変わっていくこともあると思うので、そのあたり(質的な部分)に着眼していきたい。
② 当院で行われる勉強会資料の一部(新人セラピスト中心に作成)
当院での研究報告はまだ未発表なため載せていません。
お知らせ
2月19日の勉強会で転倒のシンポジストを僕もやらせてもらいます。
転倒に対する考え方は徐々に自分の中で変化しています。
10個の評価法と10個のアプローチ方法を話そうかなと思います。
タイトル:「10・10 」
良かったら参加して下さい。
場所:理学 作業名古屋専門学校 (旧名古屋医療福祉専門学校)
参加費:1000円
本
アウェアネス介助論―気づくことから始める介助論 【上巻】解剖学・生理学と基礎的理解(DVD2枚付)/澤口 裕二
¥6,720
Amazon.co.jp
アウェアネス介助論―気づくことから始める介助論 【下巻】接触と動きと介助の実際(DVD2枚付)/澤口 裕二
¥6,720
Amazon.co.jp
Bridge管理人さんがオススメしていたので、ボーナスで買った。
数ページ読んだだけで引き込まれた。
やばい。おもろい。