Vol.180 リハビリテーション分野における窒息・誤嚥時の対処方法

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病院で窒息事故が起きて、もし患者が死亡した場合、責任は誰にあるのだろうか?PT・OTや介護職員にも吸引許可がおりたいま、「対処方法が分かりませんでした」では当然すまない問題である。昨今は病院が訴えられる時代である。自信をもって対処したい。第3回三重県北勢ブロック勉強会が、鈴鹿医療科学大学で開催され、井上登太先生による「誤嚥・窒素時対処方法」を学んできた。

学んだポイント

①まず口のものを掻き出す(最重要)
②背を叩くだけでは効果は皆無。
③高齢者6-7割、小児3-4割。
④誤嚥物は右上葉に溜まりやすい。

チョークサイン(世界共通)

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最優先は、口のものをとること

とにかくまず第一に口のものをとること(逆に奥にいれてしまわないように注意)。
15ccのものが5ccとれただけでも全然違う。
詰まるものとしては固形物の主食で米やパンなどが8割と多く10~20口食べたところで詰まる。
救急車が到着するまでの10-15分が勝負でその間にどれだけ対応できるか。

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意識があるのならとくかくをしてもらう。
どんな方法も一回の咳にはかなわない。

背中を叩くだけどは効果は低い


意外であったが背中を叩くだけでは効果は低いとのこと。腹圧を高めるために前傾させ片方の手で胸骨をサポートするだけで効果的な方法に。他の方法としてはハイムリック法や座位胸部圧迫法。腹部を圧迫して横隔膜を押し上げることにより胸腔内庄を高め、咳と同じ原理で異物を外に押し出す方法。落ち着いて色々な方法を試そう。

①背たたき法
②ハイムリック法
③座位胸部圧迫法

動画で確認しましょう


③小児に対しても基本は同じです。

④肺に入りこむ角度の問題で右上葉に溜まりやすい(右25°、左45°)。触診すると誤嚥側は震えている感じが伝わってくるそうです。

参考URL:

http://library.niu.ac.jp/NiuDA/RNS/PDF/RN03-011.pdf  特別養護老人ホームであった食事中の窒息事故について

http://www.fsc.go.jp/sonota/konnyakujellyjiko1907.html  こんにゃくゼリーによる窒息事故については食品安全委員会から多くの報告がある。

http://www.hachiouji-seikei.com/search/detail.php?order=eny1&recid=405 心配停止からの救命率

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201101/mochi.html   東京消防庁から

日本の国境問題

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最近なにかと話題なため書店でも在庫がない状態でAMAZONでも中古の方が新品よりも高くなっている。

竹島問題もアメリカの地名委員会(BGN)のGNS Searchで検索してみると竹島は大韓民国が所属国となっている。これにはビックリ。

http://geonames.nga.mil/ggmagaz/detaillinksearch.asp?G_NAME='32FA883FAB333774E0440003BA962ED3'&Diacritics=DC

他にもビックリすることがたくさん書かれているのだが、簡単にいえば、今まで日本の方が勝っていて何も言えなかった中国、韓国人が黙っていられなくなったという国の力関係の変化だろう。

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