多職種に対して「あなたは◯◯◯(職種)とコミュニケーションとれていますか?」というアンケート調査を当院の回復期リハ病棟にADLプロジェクトが去年行なった。結果でポイントとなったことは療法士から看護師に対しては「十分思う」「ある程度思う」の割合が5割以上であったのに対し、看護師から療法士に対しては「十分思う」「ある程度思う」の割合が1割以下であったこと。もしかしたら多くの病院でも同じような結果が出るのではないでしょうか?
このような結果になった原因はなんでしょうか??
どうすれば改善するのでしょうか??
当院のS君(OT)中心に年間を通して取り組み、改善していきたい課題ですね。
本日は、「カンファレンスの司会者が考えなければならないこと」を木村圭佑先生の講義資料中心に共有します。
まず、私も自信はありませんが、同職種・多職種とのカンファレンスはちゃんとできていますか?
リハビリ分野では、リハビリテーション総合実施計画書により診療報酬の算定を行なっていると思うので、作成前に多職種が集まってカンファレンスが開催されたり、他にも多職種が集まるカンファレンスは意外と多いのではないでしょうか?
しかし、カンファレンスの方法に決まったお作法はないので病院で様々だと思われます。
なんとなく、資料を丸読みし、自分の専門とする分野だけのことを言い、後は司会の人に丸投げって感じになっていませんか?
まず、日本人は「和」の心を持っています。
① 対立を嫌う。
② 本音を言わない。
③ 「誰の発言」かが重要。
カンファレンスでは脱日本人を目指さねばなりません。
日本人は「察する」能力においては高いはずなので、大胆さと繊細さのバランスを大切にしていきたいです。
そして、卒前教育で他職種の仕事を十分理解していませんし、チームをまとめるようなスキルは教育を受けていませんので、苦手としている人が大半です。
このような中で、司会者に必要なスキルとは一体何でしょうか??
①段取りの技法、②場づくりの技法、③リーダーシップの技法などが挙げられます。場づくりの技法の雰囲気を整えるための方法として「アイスブレイク」というものがあります。
アイスブレイクとは、「氷を壊すこと」。氷のように固まった人の気持ちを解かし、緊張感を壊して雰囲気を和ませることです。初対面の人が多い、カンファレンスなどでは有効そうですね。
例えば、好きなおにぎりの具をいってもらったり、一文字紹介といって自分を一文字で表してもらったりなどなど。
詳しくは本書の中にあります。
日本看護協会出版会
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リハビリナースのステップアップ講座としてこの月から連載されています。
現在、第8回(No2 ,2013)まで発売中。
第20回 SIGNALリハビリ 勉強会
申込開始しております。
2013.6.16(日)
午前(10:00~12:10)…講演
『高次脳機能障害の作業療法』 二橋 喜太郎 先生 (豊橋市民病院)
午後(13:00~16:10)…退行性変性疾患シンポジウム 45分×3名
①『変形性脊椎症の運動療法』 中川 雄樹 先生 (辻村外科病院)
②『変形性股関節症の運動療法』 中井 貴大 先生 (三重県の回復期病院)
③『変形性膝関節症の運動療法』 福岡 大嗣 先生 (逢妻クリニック)
<場 所> 東別院会館 ※)詳細はhttp://www.ohigashi.net/hall/をご参照下さい
*会場変更しています。間違えないのないようにお願いします。
<定 員> 50名(定員に達し次第受付終了)
<参加費> 1000円
<持ち物> 動きやすい服装、筆記用具
http://signal2011.web.fc2.com/SIGNAL_rihabiri_mian_qiang_hui/SIGNALrihabiri_mian_qiang_hui.html
本
文藝春秋 (2013-04-12)
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拝読させていただきました。
ハルキストからの評価としてはいまひとつのようですが、私は「荒と細」の巧みな描写に感心。読み終わり、友達に「君の色彩は薄黄色、つまり耳くその色だ」って言ったら少し怒っていました。薄黄色、俺は好きだけどなー。