Vol.341 タイの医療福祉を学ぶスタディーツアーを開催

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8月21日から25日までタイでスタディーツアーを開催した。ツアーの目的は、主にリハビリ養成校の学生さんにタイと日本の医療格差を感じてもらい、日本の医療福祉制度が決して、海外では当たり前ではないことを伝えること、そして日本人として何ができるのかを学生のうちから考えてもらうことである。このツアーの企画には私の思い入れがあった。それは、自分自身、もっと早く海外に行きたかったと思っているからだ。実は、私が海外に興味を持ったのは社会人になってからだ。学生時代は、海外という選択肢は全く考えていなかった。しかし10年前と違い、今では格安で海外に行ける時代で、ヒト、モノ、サービスが国境を越える。こんな時代の学生に安価で海外経験をする機会を与えてあげたいと思っていた。その思いを、メディカルエージェンシーの輪違くんと現地の旅行会社を通して形にした。今回のスタディーツアーの参加者が一人でも多く、今後、国際分野で活躍してくれたらとても嬉しい。次回のツアーは3月か4月を予定している。

BB-CU FC (DIvision1)視察

BB-CU FCでサッカー選手として活躍する馬場選手加藤選手、監督されている高野さんにお世話になりました。理学療法士のお仕事を見学させていただきました。突然のお願いにもかかわらず、見学を受け入れてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。来年は、このままの成績でいけばTPL(日本でいうJ1)に昇格します。応援しています。タイの日本人選手の情報はこちらからどうぞ。

参加者からの感想

Aさん
日本では、プロチームの練習前のケアを近くで見学させて頂く機会があまりないので、とても新鮮で貴重な経験をさせて頂きました。実際に、創傷の処置や足関節へのテーピングを行っている様子、トレーニングを拝見させて頂いて、国民性や文化的背景が垣間見られました。タイで活躍されている日本人選手の馬場選手に、タイと日本でのトレーナーに違いがあることを教えて頂き、貴重な意見を伺うことができました。

Bさん
タイのプロサッカーの練習風景や雰囲気を身近で体感することができました。まだプロという意識が定着しておらず、競争心が感じられずにまだ発展途中だなと感じました。将来、スポーツ現場で働く学生やPT1年目の女性の方が治療やテーピングを行っていましたが、バイザーがいないで電気治療などを行っていて、これでいいのかな?と思うようなと思うような場面もありました。実際に現場で仕事を体験できることはとてもいいなと思いました。自分も勉強をしている身でわからない部分もありますが、チームでのPTの立場が弱いということを感じたり、トレーニング法をしっかり指導して選手が意識して行っていくということができておらず、もっと自分たちが勉強をして、こういう場に参加していって指導できたらいいなと思いました。

チェンライユナイテッドFCのフィジカルコーチTKさんとの意見交換会

チェンライユナイテッドFCでフィジカルコーチをされているTKさんと意見交換会をしました。青年海外協力隊で理数科教師だったTKさんが、なぜ現在、フィジカルコーチをプロサッカーチームでしているのか皆さん興味をもっているようでした。

参加者からの感想

Cさん
TKさんとのお話では、TKさんのエネルギーをバシバシと感じました。結構異色なキャリアをお持ちだったので、興味深い話が聞けてよかったです。

Dさん
TKさんとの意見交換では、自分で挑戦していくことの大切さというものを再認識しました。自分で歩んでいく道を切り拓いていくことでPTとして、人間として成長できる。

バムルンラード病院視察

メディカルツーリズムに利用されている病院は主にJCI(国際医療機関認証)を取得した病院で、2014年1月現在、タイでは31病院となり日本の10病院と比較しても多いです。代表的な病院としてはバンコク病院、バムルンラード病院、サミティベード病院があります。設備は高級ホテルのようで、スタッフも充実しており各国の通訳者も多くいます。

参加者からの感想

Eさん
タイの私立病院はホテルのようだと聞いていましたが、実際に見て、日本の病院とは異なるところがたくさんあり面白かったです。日本よりも、病院は株式会社、患者さんはお客さん、といった意識が感じられたのも新鮮でした。リハ室や病室も見学できてよかったです。

Fさん
ここでの見学を通して、初めてメディカルツーリズムという言葉を知りました。当院には東洋系の方だけではなく、西洋系の方も利用されていました。海外の方が来やすいように様々な言語に対応できるスタッフや案内、様々な国の文化を考慮した治療などを見ることができ、改めて患者さまのニーズや背景を理解することの大切さを痛感しました。

プラプラデーン障害者ホーム視察

タイの公立の障害者ホームとしては、最も入所者が多く歴史のある施設です。入所者が480名で、介護職員が25名しかいません。そのなかで障害者同士が支えながら生活しています。

参加者からの感想

Gさん
一番印象に残ったのは施設の利用者が利用者の着替えやトランスファーの介助をしていたことです。このツアーで一番印象に残っています。恵まれた環境の日本では見られない光景で、問題も確かにありますが、介護士不足と言われている日本の中でのヒントになりうることなのではないかなと思いました。また利用者がものづくりなどで商売をしているのも印象的でした。障害を持った人でも働く環境はやはり重要だと実感しました。

Hさん
お互いが助け合い、自立していてすごいなと思いました。日本は何でもしてあげる部分があるけど、生活の違いから自分で出来るものを大変だけどやらなくてはいけないし、できない事は助け合えばいいという所が日本では見ることはできなかったと思いました。装具や機械など、ないものは自分で作る所、特にトレッドミルはすごいと思いました。

パトゥムタニー高齢者社会福祉開発センター視察

公立の入所施設で、60歳以上の身寄りがない方や生活手段のない方が入所することができます。入所者は102名で、このような公立の高齢者施設はタイ全土に13つあります。

参加者からの感想

Iさん
入居者の方が自分で施設の仕事を手伝っている場面が多くみられたのが印象的でした。着替えの手伝いで仰臥位から座位にする時に入居者の方が手伝われていましたが、やはり正しい介助方法を知らないと危険だなと思う場面もありました。

Jさん
タイの人は死ぬことが怖くないという文化的背景があることを伺い、とても驚きました。また、廃用という概念もあまりないことを伺いました。日本にいると先進した医療を平等に受けることができます。それが本当に良いことなのかと改めて考えるきっかけを頂きました。日本の生活から比べると贅沢な生活とは言えませんが、入居者の方は楽しそうに見えました。タイでは格差がありますが、ここでの様子を拝見させて頂き、お金だけが全てではないと感じさせられました。

Asia Nursinghome 視察

タイのBHS(Bangkok Health Service)と日本の医療法人石井病院さんが合弁したアジアナーシングホームにお邪魔させていただだきました。介護・医療分野のおいて日本から進出している企業で、大きな成功例はまだ聞かないので、是非成功してほしいと心底思っています。日本人理学療法士が一名います。

参加者からの感想

Kさん
富裕層の方が多く入居している施設ということで、とてもいい環境だと感じました。OT室にアロマがあったのが思い出深いです。日本の病院から出向というのは今はまだかなり珍しいと思うのですが、これから確実に増えてくると思うので、そのような現場を実際に見て話が聞けたことが、自分のキャリアを考える上でも参考になりました。

Lさん
経営者の考えが素晴らしいと思いました。タイの中では先端を行き、日本と共同でする事で、色々な案を取り入れ良い施設だと思いました。OT室もあり、そこにアロマがあることに驚きました。リハビリ施設も充実していて、物療もあって、タイがここまで発展しているとは思わなかったです。

見学後のアンケート結果からもすべての参加者が5段階評価のなかで「5:極めて満足」もしくは「4:結構満足」のどちらかでした。詳細が決まりしだい、次回のご案内もさせていただきます。興味のある方は、こちらにご連絡ください。

海外事情に関わる勉強会のご案内

【テーマ】 アジアのリハビリテーション事情

【講 師】 岩田 研ニ  SIGNAL(タイ)
小泉 裕一  開発途上国リハビリレポーター(モンゴル)
吉田 太樹  開発途上国リハビリレポーター(中国)

【日 程】 H27.10.18(日)10:00~16:00 (※9:45~受付開始)
【会 場】 刈谷市産業振興センター 3階 306会議室
【定 員】 35名 (残り10名です。)
【会 費】 1000円
【申込み】 SIGNALのホームページ『参加申込みフォーム』より。


以下にあてはまる項目があれば参加をご検討ください。

①青年海外協力隊に興味がある。
②海外のリハビリテーション事情について知りたい。
③将来、海外で働いてみたい。
④療法士としての視野を広げたい

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【テーマ】 新しい地域支援のアイデアを考える~タイの高齢者医療・福祉の試みから学ぶ~

【講 師】 榎本 芳人氏
渡辺 長氏
伊藤 弥生氏

【日 程】 H27.9.20(日)13:00~17:30 (※9:45~受付開始)
【会 場】 JICA地球ひろば(国際協力機構研究所内) セミナールーム600号室
【定 員】 40名 (残りわずか)
【会 費】 一般 2000円
JOCVリハビリテーションネットワーク会員 1500円
リハレポ執筆者 1500円
【申込み】 こちら

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【テーマ】 タイでの経験を通じて感じたASEANと日本の可能性(仮)

【講 師】 岩田 研二
【日 程】 H27.10.09(金)20:40~21:40
【会 場】 ウインク愛知(1008号室)
【会 費】 2000円
【申込み】 こちらまでご連絡ください。

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本を出版しました!!

「日本人」で生まれた時点で、おみくじなら、大吉を引いたようなものだ。一方で、「このまま日本にいて大丈夫なのか?」とも、タイの成長スピードを肌で感じて思った。この本を通じて、凡人の岩田ができるなら、自分にも何か出来るはずだ、やってみようと行動に結びついてくれたら大変嬉しい。 岩田でも出来たことは、皆さんなら、もっと出来る!!