本にこんなことが書いてあった。
「住民の一人あたりの所有物の平均はモンゴル300個、日本はなんと6000個」
ものの数と幸せは比例しない。
今日は、病院でレントゲン見ていて、大腿骨頸部骨折の骨折の分類と術式についてふと調べたくなったので簡単にまとめてみよう。
骨折は大転子、小転子を結ぶ線すなわち関節包付着部より外側、遠位で骨折を生じる外側型(転子間、転子部、転子下)の大腿骨頚部外側骨折と関節包の内部で骨折する関節内骨折の内側型の大腿骨内側骨折に分類される。
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名称の再確認
骨頭、頸部、頸基部、転子部、転子下の場所をしっかり覚えましょう。特に、頸部、転子部に関しては、骨折の起こりやすい部位です。
関節包内骨折の分類にはGarden分類
Garden分類Ⅰ、Ⅱは骨接合術
Garden分類Ⅲ、Ⅳは人口骨頭を行うことが多いです。
全体でみても頚部骨折の75%以上は、人口骨頭
大腿骨転子部骨折(関節包外骨折)の分類にはEvans分類を用いる
Evans分類のtypeにかかわらず、基本的には骨接合術が選択されます。
脱臼リスクは3%
ちなみに、よく
”脱臼するんですか?”
ってきかれるけど、
"しません"と答えます。
術後から3週間後の脱臼リスクは3%程度。(当院勉強会)
回復期入院中に脱臼しましたー。
っ人は今までで一人もいない。
転倒して脱臼するなら納得だけど、日常生活範囲では、ごくまれでしょう。
よって、あまり脱臼肢位を気にしないように、患者さんには指導しています。
後側方進入を用いた場合、後方脱臼に対する配慮は多少必要ですが、単一方向の運動での脱臼も考えにくい。最近では前方進入、もしくは前側方進入法を用いれば後方の関節包、短外旋筋群が温存されるためほぼ脱臼しないと言われている。
他にも、以下の記事に大腿骨頸部骨折についてまとめました。
本
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この本は良書。
非常に細かく分かりやすく書かれている。
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これらの本で筋の走行を確かめながら確認するとより理解できる。
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