Vol.350 訪問リハビリテーションに必要な知識・技術とは?

訪問リハビリテーションの歴史

私は30歳、訪問リハビリテーションは33歳である。タイから帰国し、さまざまな分野で活動させていただいているが、その一つが訪問看護ステーションからの訪問リハビリテーションだ。現在は、看護師の訪問に同行している。医療保険下での訪問もあるため、難病患者、末期ガン患者等もいる。「終末期リハビリテーションや緩和ケアの知識・技術はありますか?」と聞かれたら、私は自信を持って「ある」と答えられない。療法士は、死に近い患者と関わる経験が少ないため、対応に難渋する。看護師に同行させてもらって思うことは、専門技術以外に、非常にコミュニケーション能力が高い。効率性でみれば、訪問は、病院と違い、例えば往復30分をかけて自宅に訪問する。移動時間のことを考えると効率が悪い。そのため1回の訪問の意味はとても大きくなければならない。機能の維持・向上も大切だが、訪問を通じて、生きがいを持ってもらえるような関わり方を考えていきたい。

訪問リハビリテーションの概要

① 請求保険別割合は、介護保険76%、医療保険24%。
② 訪問範囲は、平均30分。
③ 介護度別利用者割合は要介護2,3,4で半分以上。
④ 主疾患は、回復期では関わらない神経難病や発達障害なども約15%。
⑤ 自宅退院した要介護者の入院元は、回復期は25%、急性期が67%。
⑥ 歴史は1982年に老人保健法が施行されたのに伴い、機能訓練事業および訪問指導事業に理学療法士がかかわったことからはじまっている。

終末期患者を担当した際に困ったこと・悩んだこと(自由回答)

スクリーンショット 2016-01-09 14.52.40

引用:https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03015_03 

訪問リハビリテーションに従事する療法士向けの記事

生活期リハ・訪問リハで役立つ フィジカルアセスメント リスク管理ハンドブック
阿部 勉 石川 美緒 大越 満 大西 康史 大沼 剛 大見 喜子 小暮 和歌子 瀬崎 学 竹谷 晋ニ 恒川 幸子 椿 淳裕 戸津 喜典 中沢 明美 中村 若菜 原 毅 張替 徹 平原 佐斗司 松下 明美 宮島 達也 宮田 昌司 山口 勝也 山中 愛子 山村 充教 鑓水 理恵子 吉松 竜貴
合同会社gene
売り上げランキング: 128,563
生きがいについて (神谷美恵子コレクション)
神谷 美恵子
みすず書房
売り上げランキング: 3,225
世界の訪問リハビリテーション 隔月刊『訪問リハビリテーション』 第4巻・第2号2014年6・7月号(通巻20号)

スクリーンショット 2016-01-10 15.54.35

一部の協力隊活動をカタチにするには?で発表させていただきます。

日時:2月14日(日)13時~17時30分
場所:JICA地球ひろば(市ヶ谷駅徒歩10分)東京
会費:リハネット会員1000円 非会員2000円 学生500円
申し込み:http://reharepo.com/rehanet-0214

IMG_1751

石川県で話をさせていただきます。

日時:3月5日(土)13時30分~17時00分
場所:金城大学実習室(石川県)
会費:3000円
申し込み:arch.jimukyoku@gmail.com

スクリーンショット 2016-01-10 15.48.24

運営に関わっている勉強会の案内です。

日時:2月7日(日)13時00分~16時30分
テーマ:地域のリハビリテーション事情
講師:福岡 大嗣、片桐 辰徳(SIGNALスタッフ)
場所:尾張一宮駅前ビル i-ビル 6階 小会議室 (愛知県)
会費:1000円
申し込み:http://signal-reha-2009.jimdo.com/%E6%9C%80%E6%96%B0%E6%83%85%E5%A0%B1/h27-12-23-%E6%9B%B4%E6%96%B0/

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事