Vol.374 2017年はワークライフバランスの変革

2016年はどんな年だった?

準備の年だった。

2017年はどんな年にしたい?

準備の年にしたい。

「ワーク・ライフバランスの充実=仕事をほどほどにして、生活を楽しむこと」と誤解している人が多いが、本来、ライフとワークの双方がインプットとアウトプットを繰り返すことで、それぞれの質を相乗的に高めていくことだ。近年、「働き方」に関して、様々な動きが起きている。リモートワークなどは、療法士という職種では難しく、我々の業界では、劇的に働き方が変わるとは思えないが、個人として考えた場合、キャリアデザインの可能性は広がりをみせる。

今、どんな人材が求められているのか

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 「10年後のあなたは、今と同じ働き方を続けていますか?」。私自身古臭い考え方を持っているので、先人たちが積み上げた功績に少しでも自分も近づきたいと考えていたが、時代が変わっていく中で、同じ働き方ではダメなのではと考えるようになってきた。まさに温故知新という考え方である。資格に頼るのではなく、個人のブランドを高め、時代に合わせた稀少性を出すことが、これからの時代は大切である。理学療法士という枠だけでみてしまうと、臨床・研究・教育・管理・ビジネスのどの分野で勝負するかとなるが、今は、もっとマルチな能力が求められる時代になってきている印象をうける。

1万人に1人の存在になる

 

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簡単にいえば、「○○」×「○○」でインターネットで調べた際に、1ページ目に表示されるかである。理学療法士は会員数だけで、10万人いる。どうすれば1/10000になれるか考えないといけない。「俺は、徒手療法を極める」、「研究の世界で勝負する」などでもいいが、どの分野なら1番になれるかをしっかり見極めないと、一生、仕事はもらえないだろう。
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富士山を目指す必要はないが、皆さんの都道府県にある山のトップを目指すイメージだ。私は、国際リハ、排泄ケアの分野で攻める。ちなみに、「理学療法士×青年海外協力隊」、「理学療法士×国際協力」、「理学療法士×タイ」、「理学療法士×排泄」、「理学療法士×トイレ」のキーワードでGoogle検索’すると、自分の名前の載ったページが1ページ目に表示される。あくまでこれは、理学療法士をベースで考えているが、もう少し広く、「医療」とか「介護」というキーワードでもいいし、「アジア」という広い枠で考えることもできる。ちなみに1つの分野を極める場合、10,000万時間と言われており、1日6時間を使えば、5年で達成する。2つの分野を極めるには単純に2倍で10年かかるということである。私がちょうど10年目なので、これからの5年で3つめの1/100を手に入れれば、1/100×1/100×1/100=1/1,000,000となり、希少性が増す。これは本(藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校))に書かれていた内容ではあるが、自分も青年海外協力隊に参加するときには、これに近い考え方をしていた。

所属する職場にプラスの影響を与えることが原則

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やるからには中途半端はよくない。まずは、自分の職場で結果をしっかり出すことが大切だと思う。「こいつなら応援してやろう」って思ってもらえる時点がスタートラインだ。人によって1年かもしれないし、10年かかるかもしれない。自分の職場で信頼感を得られない人は、どんな分野にいっても同じでうまくいかない。自分が他分野で学んだことを、自分の職場に還元することを忘れてはいけない。去年、SNSを利用し、新しいことをやりだした療法士がたくさんいたが、1年経過して、継続してやっている人はほとんどいない。残念だが、誰も「いいね」ボタンを押していない。一部の身内仲間が応援しているだけである。何をするにも、まず、人間力というベースが必要だ。さらにいえば、実績がない人が何かやろうとしても上手くはいかない場合が多い。周りからみて、成功をおさめている人って、相当努力しているし、中途半端な人なんていない。新しいことをやるには、批判はつきものだが、理学療法士という名前を使用する場合、失敗したら社会的信用を下げることも意識して、本気で努力してやらなくてはいけない。

中村ひろきがブログで紹介してくれた

中村ひろき
高校の同級生である。「パラレルキャリア」とgoogleで検索すると、彼のブログが一ページ目にくる。彼のブログは、面白いからオススメ。

参考になった本はこちら

月刊事業構想 (2017年2月号『働き方改革の新事業』)

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藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (DISCOVER21世紀の学校)

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日  時:2月5日(日)

時   間:09時50分〜16時30分

場   所:大阪府堺市堺区北花田口町 3 丁 1 番 15 号 東洋ビル 4F-7

参 加 費:5000円(学生は半額)

懇親会費:3500円

定   員:80名

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日  時:1月23日(月)

時  間;19:30開場  20:00開始 22:00終了

場  所:カネジュービル5階第五会議室

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