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第47回定時総会の感想
6月2,3日に全国から約350名の代議員(PT)が一堂に集まり、2日間にわたって議案や報告事項について意見交換を行った。会のはじめに菅官房長官、塩崎前厚生労働大臣、田村憲久元厚生労働大臣、田野瀬衆議院議員の挨拶があり、「政治力」を感じた。
今回議案は8つあった。今年から役員会の抄録などは、理学療法士会員しか見れなくなってしまったので、ここで全部公開することはしないが、例えば、⑴昨年度の決算書類の承認であったり、⑵理学療法士養成課程の4年制大学化推進の件などが話し合われた。
理学療法士養成課程の4年制大学化推進の件
現在、養成課程に占める大学の比率は40%程度で、全大学化するためには、80%以上必要だそうだ。また、大学の認可は文科省、専門学校は都道府県という点もなかなかコントロールしづらいところである。ゆっくりではあるが4年制大学化の方向性となるのだろう。
H30年度の事業計画について
Ⅰ:職域の防衛・拡大
- 診療報酬及び介護報酬への取り組み
- 地域包括ケアシステム推進のための都道府県理学療法士会活動の支援強化
- 「理学療法士による予防」に関する研究募集
- 海外展開の強化
- 広報体制の強化
Ⅱ:理学療法士の質の向上
- カリキュラム検討会
- 新生涯学習システム
- 外部評価機構の設立
- 第54回学術大会及び学術研修大会
カリキュラム検討会 (平成32年4月の入学生から適用)
1:総単位数が93単位から101単位への引き上げ(臨床実習の拡充:18→20単位)
2:臨床実習指導者の要件として、免許を受けた後5年以上業務に従事した者であり、かつ、厚生労働省が指定した臨床実習指導者講習会を終了した者とする。
3:専任教員は、5年以上業務に従事した者で、厚労省が指定した専任教員養成講習会を終了した者とする。
衝撃の新生涯学習システム(仮)
総合理学療法士
指定理学療法士
25歳の代議員を含めた交流会
20・30代前半の代議員の割合は10%程度で残念ながら少ない。今回、総会の中でも「若い代議員が増えてきた」と色々な方がおっしゃっていたが、まだまだパワーが足りない。若い世代は若い世代に対して、「情報発信」をしていき、もっと関心も持ってもらいたい。ドラマティックに世代交代をしなくてはいけないと思っている。代議員のTwitterは以下。
理学療法士定時総会をネット中継して全会員が閲覧できるようにすればいいのにな。
— 輪違弘樹 Hiroki Wachigai (@hirokiwachigai) 2018年6月3日
初めて代議員として総会出席。
半田会長と内山副会長がかなり省庁と密にやり取りし、ご尽力していただいているのを感じる。情報が圧倒的。
それを知れただけでも価値があった。 pic.twitter.com/Xxd601M0VQ— 比嘉 俊文 Toshifumi Higa (@higatoshi) 2018年6月2日
「第47回定時総会9」初めて総会に参加して思ったことは、半田会長はリーダーとして精力的に活動されていること。今回の総会でも、ほとんどの質問に対して会長自らが答えていた。逆に半田会長がいなくなったら大丈夫か?と不安になった。
— KENJI🌎 (@motudoteni) 2018年6月3日