お世話になっている先生のお知り合いが大会長ということで、日本国際保健医療学会-第36回西日本地方会-に参加してきた。日本国際保健医療学会には初参加ということもあり、とても楽しみにしていた。テーマは壮大だが、この分野はニッチな専門分野なため、同窓会に近い雰囲気のある学会であった。 日本国際保健医療学会とは? 「一般社団法...
国際協力に関する記事
国際協力に関する記事の記事一覧
介護職員を増やす前に考えてほしいこと タイにいるが、仕事の合間に、私が2年間お世話になったプラプラデーン障害者ホームに立ち寄った。 毎回、この施設を訪れると「自助・互助」の大切さを感じる。 入所者500人。 介護職員25人。 普通に考えたら、介護職員が圧倒的に足りない。 しかし、入所者が助け合いながら、生活をしてい...
タイで日本の福祉用具を普及させる可能性を検討する委員会に参加させていただいているが、委員の角谷快彦先生のコメントがとても印象的であった。その内容は、CCRC(Continuing Care Retirement Community)の活用で、タイの中間所得層・富裕層の方が、ゲートのなかにコミュニティを作る動きが出てきて...
タイで促通反復療法(川平法)の講習会を開催 タイの国立シリントンリハセンターにて、川平和泉先生による促通反復療法(川平法)の講義をタイのOT協会と一緒に開催致しました。 川平法を学んだ感想はこちら 片麻痺回復のための運動療法 第3版 促通反復療法「川平法」の理論と実際 posted with amazlet at 17...
What is Kawahira methods(repetitive facilitation exercises)? The basic theory of Kawahira methods using novel facilitation methods for the hemiplegic limb mainl...
介護保険によるマジック 残念ながら、タイにおける日本の福祉用具は一部の私立病院を除きほとんど普及していない。 代わりに中国製のシェアが大きいのが現状である。 なぜ売れないのか? それは価格が高すぎることと品質の良さが広まっていないからだ。 例えば、車椅子を例にあげると、タイでは、タイ製普通型車椅子は10,000円で、お...
先日のセミナーでは、ふと、あの頃の記憶がよみがえった。 途上国で、リハは必要なのか? タイの障がい者ホームに派遣されて、1週間が過ぎた頃に思ったことだ。 障がい者の数=480人 介護士の数=25人 日本の病院・施設で働いていたことがある方なら、きっとこう思うだろう。 こんな状況で、彼らはどのように生活しているのか? 3...
理学療法士・作業療法士の歴史も半世紀を過ぎた。日本理学療法士協会五十年史を読んでいたのだが、「50年前は外国人講師による英語での授業が行われ、テキストも英語であった。臨床実習は、アメリカ軍基地内の病院で行われ、主に傷病兵のリハビリテーションに携わっていた」との記述に歴史を感じた。さらに、第一回卒業式の写真には沢山の...
私が青年海外協力隊に参加したきっかけは、三重県理学療法士協会が主催する新人教育プログラムであった。そのとき、「世界の理学療法」という講義を拝聴したから、今の自分がある。そこで耳にしたのは、その当時、世界の77カ国は理学療法士 が1,000人以下で100人以下のところも多いこと、リハビリの養成校すらない国があるという事実...
東京オリンピックの会場に関する話題が連日、メディアを賑わしている。日本が、来日する観光客にどのような「おもてなし」をするか世界が注目している。安倍首相は2020年に4000万人の訪日外国人観光客を目指すと宣言している。その他、外国人労働者の受け入れ促進を明言しており、近い将来、日本の介護分野に外国人が今より増えることが...
先日は、三重県の医療法人で「外からみた日本」というタイトルで、リハビリテーション関連職に対して、話をさせていただいた。質疑応答で、「青年海外協力隊員は途上国の環境に身を置くことで、様々な問題点にぶつかり成長していく。つまり、環境が人を変えていく。しかし、全員が協力隊に参加できるわけではない。ある程度環境が整った中で働...
日本とタイの介護実践者の学びあい 「命はずっと繋がっていて、魂は生きているんだ」。 タイでお葬式に参列したときに言われた言葉です。死は終わりでなく、自然のもの。タイで同僚の死を経験し、「死生観」について考えさせられました。「輪廻転生」の考え方だと、分かっていましたが、その当時、私は、「死生観」の違いに、苦しみました。同...
青年海外協力隊に興味のある方へ
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