「神様のカルテ3」を読みました。
「神様のカルテ1」は映画化されましたが、残りの2つも観てみたいです。「神様のカルテ」っていう名前が素敵ですよね。リハビリだったら、「神様のゴニオ」「神様の平行棒」などでしょうか。脱線しましたが、考えさせられた内容が本書にありました。
アルコール性肝硬変で何度注意しても酒を飲み続けて今にも亡くなりそうな患者がいました。状況を知っていましたが、主治医の小幡ドクターはその日、研究会に参加していた。
N.r(ナース)の意見
「具合の悪い患者がいて研究会にいくなんてひどい医者だ」。
小幡D.r(ドクター)の意見
「医者を舐めるんじゃない。今の医療って、一ヶ月単位でどんどん進化していく日進月歩の現場なの。一瞬でも気を抜けば、たちまち自分の医療は時代遅れになるわ。それはつまり、患者にとって最善の医療を施せない、ということじゃないかしら。そんな厳しい世界にいながら、亡くなる患者のそばにいることに自己満足を覚えて、貴重な時間と気力と体力を浪費していく、医者なんて私からしてみれば信じられない偽善者よ。」
私(セラピスト)の意見
リハビリの世界でも臨床が忙しい、時間がない、などと言って、研究をしない、勉強会にいかない、学会発表もしない人は多くいる。臨床家こそ、研究をしなければいけないし、しっかり自分の意見を学会等でアウトプットしなければいけないと感じます(私もまだまだですが・・・)。