タイで促通反復療法(川平法)の講習会を開催 タイの国立シリントンリハセンターにて、川平和泉先生による促通反復療法(川平法)の講義をタイのOT協会と一緒に開催致しました。 川平法を学んだ感想はこちら 片麻痺回復のための運動療法 第3版 促通反復療法「川平法」の理論と実際 posted with amazlet at 17...
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岩田けんじ
排泄ケアについて発信していきます。担当した患者の排泄動作を自立させられず施設転院になった悔しさが原点です。たまにタイで仕事をしています。臨床週2回、営業週2回、教員週1回。排泄機能指導士/認定理学療法士(脳卒中)/保健学修士/オムツフィッター2級/ 元青年海外協力隊/スタディーツアー運営/第24回PTジャーナル賞受賞
岩田けんじの記事一覧
What is Kawahira methods(repetitive facilitation exercises)? The basic theory of Kawahira methods using novel facilitation methods for the hemiplegic limb mainl...
介護保険によるマジック 残念ながら、タイにおける日本の福祉用具は一部の私立病院を除きほとんど普及していない。 代わりに中国製のシェアが大きいのが現状である。 なぜ売れないのか? それは価格が高すぎることと品質の良さが広まっていないからだ。 例えば、車椅子を例にあげると、タイでは、タイ製普通型車椅子は10,000円で、お...
少し前になるが、クローズアップ現代でも、「排泄ケア」が取り上げられていた。そのなかで、介護経験者の6割以上が「排せつの介護が負担」と答えていた。そうならないためにも、なるべく排泄自立を目指さなければならない。 しかし、排泄は個別性が高く、基本的には密室でおこなう行為であり、他人のやり方を知らないため、自分のやり方が標準...
「なぜ、タイに行くのか?」 よく聞かれることだが、正直に言うと、「青年海外協力隊での活動が不完全燃焼だったから」だと思う。 耳の調子が悪くなり、自律神経が乱れ、あっという間に2年が過ぎてしまい、最初の半年くらいしか満足のいく活動ができなかった。 そのため、タイに貢献できたという自信がずっとなかった。 それが、自分の性格...
先日のセミナーでは、ふと、あの頃の記憶がよみがえった。 途上国で、リハは必要なのか? タイの障がい者ホームに派遣されて、1週間が過ぎた頃に思ったことだ。 障がい者の数=480人 介護士の数=25人 日本の病院・施設で働いていたことがある方なら、きっとこう思うだろう。 こんな状況で、彼らはどのように生活しているのか? 3...
高度経済成長の波に乗ったタイは、もはや途上国ではないのかもしれない。メディカルツーリズムを推進し、バンコクの私立病院では、さまざまな言語が飛び交い、外国人患者で溢れている。タイの医師は、すでに、「日本から学ぶものはない」と言っている人までいる。一方、地方の公立病院では、待合室まで、ストレッチャーに乗った患者が、診察待ち...
久しぶりに実家に帰ったら、母親から旅行のお土産で「本」をもらった。 「城崎裁判」 ブックカバーが、なんとタオル、そして、紙もストーンペーパーといって、濡れても大丈夫なようになっている。今でこそ、本を読むことに対して、全く抵抗はないが、高校生までは、大がつくほど嫌いであった。 読書感想文は、課題提出前日に、慌てて「あらす...
理学療法士・作業療法士の歴史も半世紀を過ぎた。日本理学療法士協会五十年史を読んでいたのだが、「50年前は外国人講師による英語での授業が行われ、テキストも英語であった。臨床実習は、アメリカ軍基地内の病院で行われ、主に傷病兵のリハビリテーションに携わっていた」との記述に歴史を感じた。さらに、第一回卒業式の写真には沢山の...
トイレでの排泄ができなくなると意欲が低下し、寝たきりが深刻化する。実際、病院でも、オムツになってから認知症がひどくなったとか、元気がなくなったなどの話はよく耳にする。この話しは、ヴィクトール・E・フランクル著の「夜と霧」の中で、強制収容所の被収容者が、クリスマスから新年の間に大量の死者をだした内容と被る。クリスマスには...
私が青年海外協力隊に参加したきっかけは、三重県理学療法士協会が主催する新人教育プログラムであった。そのとき、「世界の理学療法」という講義を拝聴したから、今の自分がある。そこで耳にしたのは、その当時、世界の77カ国は理学療法士 が1,000人以下で100人以下のところも多いこと、リハビリの養成校すらない国があるという事実...
2016年はどんな年だった? 準備の年だった。 2017年はどんな年にしたい? 準備の年にしたい。 「ワーク・ライフバランスの充実=仕事をほどほどにして、生活を楽しむこと」と誤解している人が多いが、本来、ライフとワークの双方がインプットとアウトプットを繰り返すことで、それぞれの質を相乗的に高めていくことだ。近年、「働き...
青年海外協力隊に興味のある方へ
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